睡眠の質向上に向けた革新技術
住友理工株式会社が手掛ける、バイタルセンサー「モニライフ・ウェルネス」が、睡眠解析の新たな波を引き起こしています。この技術は、カプセルホテル運営のナインアワーズが2024年8月にオープン予定の「ナインアワーズ品川駅スリープラボ」に全70床に導入され、ホテル事業全体での累計導入台数は450台を超えました。
モニライフ・ウェルネスの特徴
このセンサーは、独自に開発された柔軟導電ゴム材料「スマートラバー®(SR)」を使用した圧電式センサーであり、微細な振動を測定できます。これにより、心拍数や呼吸に関するデータを取得することが可能です。その設置方法はシンプルで、ベッドの下に敷くだけで計測が行え、利用者に就寝時の違和感を与えず、快適な睡眠環境を保つことができます。
9h sleep fitscanサービスの展開
モニライフ・ウェルネスから得られるデータを活用し、ナインアワーズが提供する独自の睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」が実装されています。このサービスでは、宿泊中に収集された睡眠データをもとに、利用者は後日詳細なレポートを受け取ることができます。このシステムは、すでに「ナインアワーズ赤坂スリープラボ」「ナインアワーズウーマン新宿」「ナインアワーズ大手町」「ナインアワーズ水道橋」の4店舗で導入されており、今後新たにオープンする品川駅スリープラボでも全70床への実装が決定しています。
先進技術の展望
ナインアワーズは、今後さらに脳波センサーなどの最先端のセンサーテクノロジーや、ビッグデータと連携したデータ解析を進めていく方針です。同社はこのホテルを最新鋭のスリープテックホテルのモデルケースと位置づけ、将来的にはより多くの店舗展開を目指しています。
住友理工グループのビジョン
住友理工グループは、2029年に向けた経営ビジョンの中で、「理工の力を基に、社会課題の解決に向けたソリューションを提供し続けるリーディングカンパニー」を目指しています。今後は「モニライフ・ウェルネス」などのヘルスケア製品を通じて、健康維持の支援や、安全で快適な技術の進化を進め、社会に貢献していく構えです。
「モニライフ・ウェルネス」は非医療機器ですが、その技術革新によって、睡眠の質改善に向けた新たな選択肢を提供してくれることでしょう。
<ナインアワーズの概要>
- - 名称:株式会社ナインアワーズ
- - 代表者:松井隆浩(代表取締役 CEO)
- - 所在地:東京都千代田区神田錦町 3-19-1 不二ラテックスビル 7F
- - 事業内容:カプセルホテル及び関連事業の運営・コンサルティング
- - WEBサイト:ナインアワーズ公式サイト
<モニライフ・ウェルネスに関する問い合わせ先>
- - 事業名:住友理工株式会社 健康介護事業室
- - 住所:〒485-8550 愛知県小牧市東三丁目 1 番地
- - 電話番号:0568-77-2975
- - 受付時間:平日 9:00~17:00 (土・日・祝日および特定休業日を除く)
- - メール:[email protected]