多機能チェア「コンバーVFXⅡ」について
タカノ株式会社が新たに発表した多機能チェア「コンバーVFXⅡ」は、嚥下造影検査を行う際に必要な機能を一台で提供する革新的な製品です。このチェアは、患者の快適さと検査の円滑さを両立させるために開発されました。2025年9月2日から市場に登場するこの製品は、前モデル「コンバーVFX」の設計をさらに進化させています。
改良された設計
「コンバーVFXⅡ」では、背もたれ後方のベースフレームが短くなり、X線受像部との適切な位置調整が簡単に行えるようになりました。これにより、装置との干渉を抑えつつ、より広い撮影範囲を実現しています。正面および側面からの撮影を考慮した設計が施され、思い通りの角度で検査を進めることが可能です。
機能性
このチェアには、チルト機能、電動リクライニング機能、昇降機能が備わっています。チルト機能は座位の安定性を高め、リクライニング機能では、必要な角度に簡単に調整できます。さらに、電動式のリクライニングは、操作性を向上させ、釣りクモの形状を取ることも可能です。
ユーザー視点の設計
患者様の乗り降りがしやすいように、座面高は450mmまで下げることができ、移乗もスムーズです。レッグサポートは0°から90°までの角度調整ができるため、幅広い体格に柔軟に対応します。また、微調整が可能なコンパクトキャスターは、撮影の際に必要な位置調整や距離調整が容易に行えます。
ヘッドサポートの特長
「コンバーVFXⅡ」のヘッドサポートは多方向に調整可能です。患者様の姿勢にぴったりとフィットし、最適な撮影位置に合わせることができます。また、背もたれの角度に伴う映り込みを抑える設計がされているため、検査画像の視認性も向上しました。
まとめ
「コンバーVFXⅡ」は、嚥下造影検査のための理想的なチェアとして、タカノ株式会社が自信を持って送り出す製品です。機能性、使いやすさ、そして患者への配慮が隅々にまで行き届いたこのチェアは、医療現場での必需品となるでしょう。
詳細はタカノハートワークスの公式ページで確認できます。
タカノハートワークス公式サイト。
タカノ株式会社について
1941年に設立されたタカノ株式会社は、ばねの製造から始まり、オフィス家具やエクステリア製品、エレクトロニクス製品、医療・福祉製品など、多岐にわたる製品の製造を手がけています。また、社会のニーズに応じた技術の進化に挑戦し続け、持続可能な発展を目指しています。
公式サイト:
タカノ株式会社
会社概要
- - 株式会社名: タカノ株式会社
- - 証券コード: 7885
- - 所在地: 長野県上伊那郡宮田村137
- - 代表者: 鷹野 雅央
- - 創業: 1941年7月
- - 設立: 1953年7月
- - 事業内容: 事務用椅子、エクステリア製品、医療機器等の製造及び販売