若者と地域が共に未来を築く「日野市妄想実現課」の新展開
東京都日野市が、新たな挑戦として「妄想実現課」の第2期を2025年5月にスタートしました。このプログラムは、高校生を含む29歳以下の若者たちが「妄想実現課研修生」となり、自身が考える「問い」と地域が抱える課題を結びつけながらプロジェクトを創出することを目的としています。
プログラムの第一ステップとして、7月7日から市民の意見を募る「市民投稿」が開始されました。参加者はプロジェクトに関する意見やアイデアを、市のデジタルプラットフォーム「日野市地域共創プラットフォーム」を通じて提出します。このプラットフォームは、地域の声やアイデアを集め、共有するための場で、地域活性化へとつながることを目指しています。
プロジェクトの概要
プロジェクト案の形成
これまでの取り組みでは、3つのプロジェクト案が形を成し、各チームの活動が活発に進められています。
Aチーム/プレイスメイキング班
- - プロジェクト名:まちかどに、「小さな私の部屋」をひらく。
- - 内容:駅前やショッピングモールなどに「ちいさな展示ボックス」を設置し、公共空間を「関われる場」にしようという試みです。これにより、地域の魅力を発信し、人々が交流できる機会を創出します。
Bチーム/世代共生&セーフティネット班
- - プロジェクト名:つながるmap116(仮)
- - 内容:月に一度の「ごはん会」を通じて、多世代の人々が気軽に交流できるプラットフォームを提供します。困ったときに相談できる場所を形成し、住みやすい地域社会の実現を目指します。
Cチーム/ふるさとブランディング班
- - プロジェクト名:日野市バズらせ王決定戦
- - 内容:広く市民や事業者から「日野市をバズらせるアイデア」を集めるコンテスト。認知度向上だけでなく、地域への愛着を深める企画です。
参加方法
市民投稿は、誰でも閲覧できますが、意見の投稿や投票にはアカウント登録が必要です。市民だけでなく、関心のあるすべての方からの参加を歓迎しています。今後、市民向けのプロジェクト説明会も開催予定で、リアルの場でも意見を集める機会があります。
今後の予定
1.
オンライン市民意見投稿・投票:8月8日まで受付。
2.
市民向けプロジェクト説明会:8月26日(火)19:00-21:00に開催。
3.
クラウドファンディング:8月末から9月中に予定。
4.
実証実験の開始:秋以降の予定。
このような取り組みを通じて、日野市は若者の創造力を活かし、地域課題の解決を図る新しいモデルを確立しようとしています。市民とともに未来を切り拓く「日野市妄想実現課」に期待が高まります。