食品安全委員会第992回が開催される−注目の議題とは
食品安全委員会第992回の開催について
食品安全委員会(FSC)の第992回会合が、令和7年7月22日(火曜日)14時から、港区赤坂の赤坂パークビル22階にある大会議室で行われます。本会合では、消費者の食品安全に直結する重要な議題が取り上げられます。
開会の背景
食品安全委員会は、食品の安全性に関する専門機関であり、国民の食に対する安心を確保するために活動しています。今回の会合では、様々な議題についての意見の聴取が行われ、リスク管理機関からの説明がメインとなります。特に注目すべきは、動物用医薬品や農薬に関するリスク評価です。
主な議題
1. 動物用医薬品についての説明
農林水産省からの説明として、いのしし向けの国産豚熱経口生ワクチンを摂取したいのししに由来する食品の安全性について議論します。
2. 農薬に関する審議結果
農薬第二専門調査会での審査結果について、「メプロニル」に関する情報の報告と意見の募集が行われます。
3. 遺伝子組換え食品の審査結果
以下のトピックが議論される予定です:
- 「Trichoderma reesei RF8694株を利用して生産されたフィターゼ」
- 「除草剤グリホサート、グルホシネート及びジカンバ耐性テンサイKWS20-1系統」
- 「VAL-No.6株を利用して生産されたL-バリン」。
4. 薬剤耐性菌に関する評価
薬剤耐性菌に関するワーキンググループから、「ホスホマイシンナトリウムを有効成分とする牛の注射剤」に関連する食品健康影響評価についての審議結果が報告されます。
5. その他の業務報告
農薬「オキサゾスルフィル」や動物用医薬品に係る食品健康影響評価についての意見も収集される予定です。
傍聴の案内
会合の様子は動画配信され、また会場での傍聴も可能です。傍聴を希望される方は、7月18日までに内閣府のシステムを通じて申し込みが必要です。動画視聴申込者には、視聴に必要なURLが提供されます。遅延や混雑が予想されますので、早めに申し込むことをおすすめします。
報道関係者への案内
報道関係者も同様に申し込みが必要で、会社名や人数を明記したうえでカメラ撮影の希望を伝える必要があります。撮影は冒頭の部分のみ許可されます。
このように、食品安全委員会の第992回会合は、日本の食品安全政策における重要な一歩となるでしょう。全ての参加者や視聴者は、より安全な食環境を作るための意見交換に貢献し、食品の安全性の向上に寄与することが期待されています。