入札・公募件数の最新動向
2024年8月の入札・公募件数が、3か月ぶりに10万件を下回る結果となりました。これは、前月の7月から大きく減少しており、過去の傾向を反映したものと考えられます。具体的には、8月の件数は88,146件であり、前年同月と比べてわずかに少ない状況です。
定期的な減少傾向
例年のこととして、8月はお盆の時期を挟むため、入札や公募案件が減少する傾向があります。このため、全年平均に比べても全体の案件数は少なくなる傾向があります。また、調査・研究業務の件数に関しては、7月と比べて大きく落ち込んでおり、特に注意が必要です。これに対して、土木工事や設計・測量といった業種は、比較的健闘しているようです。
業種別の状況
2024年8月における業種別の入札・公募件数を見ると、「土木工事」が最も多くの件数を獲得しています。次いで、「設計・測量」が続いていますが、設計・測量は件数が7月に比べて33.4%も減少していることが視察されます。このように、特定の業種においては、更なる改善が求められる状況です。
今後の見通し
8月に登録された入札予定情報の多くは、9月や10月に予定されている案件に関連しています。これは、特に大型案件が含まれていることを示唆しています。このことから、今後の入札市場の動向についても注目が集まるところです。
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調査概要
本レポートは、入札情報提供の「入札王」に基づくもので、2022年9月1日から2024年8月31日までのデータをもとに分析されています。総件数は3,550,117件に上ります。このデータは、月別の入札・公募件数を算出するためのものであり、落札情報は含まれていません。各業種別の件数は、「入札王」により独自に49業種に分類されています。
株式会社ズノーについて
株式会社ズノーは、東京都港区に本社を構えています。2004年に設立され、公共機関の入札や落札情報を提供する「入札王」を運営しています。さらに、映像制作やデジタル関連のサービスも手掛けており、幅広い事業展開を行っています。