ぐるなびが示した新たな成長ビジョン2028
株式会社ぐるなびは、2026年5月に「新・中期経営計画2028」を発表しました。この計画は、飲食店業界における課題解決を視野に入れ、“真の”飲食店のサポーターとしての役割を強化することを目指しています。
新たな取り組みと目指す成長
2025年度決算では、売上高141億円に達し、営業利益は4億円に上昇。これにより、当初の計画を上回る業績を記録しました。この成長の背景には、ストック型サービスの拡大と営業スタッフの増員があったとのことです。また、2024年度にはコロナ禍からの黒字転換と増益を達成しましたが、今後は飲食店業界の厳しい状況を踏まえ、新たな成長フェーズへと進む必要があります。
中期経営計画2028では、顧客基盤を広げ、より深いサポートを提供するために、5つの事業戦略を策定しました。これにより、全社的に“飲食店ネットワークの拡大”を目指しています。
5つの事業戦略の詳細
1.
メディア・会員サービスの強化
2.
エージェント事業の確立
3.
加盟価値の拡充
4.
営業体制の強化・活動プロセスの改善
5.
AI時代に即したデータ基盤の構築・活用
特に注力されるのは、飲食店への“加盟価値の拡充”です。これには店舗経営の効率化やリピーターづくり支援などが含まれます。さらに、営業体制を強化するために、約70名の新たな営業スタッフを増員し、AIを活用して商談の生産性を向上させる計画です。
飲食店の課題を解決するための投資
ぐるなびは、飲食店の経営課題に寄り添いながら、キャッシュレス決済の普及などによる手数料の負担を軽減するための仕組みを提供します。リピーターを促進するためのCRM機能や、店舗の収益向上に寄与する決済関連機能を開発・提供することで、飲食店の経営を支えます。
数値計画2028 - 目標と展望
この計画を進めることで、ぐるなびは2028年度に年平均成長率を10%に引き上げる目標を掲げています。売上高を189億円、営業利益を13億円とし、ROEを21%、ROICを16%に引き上げるなど、財務戦略を強化することも期待されています。最終的には株主への配当再開も計画されており、これにより企業の成長を持続させるとともに、広範な飲食店ネットワークの構築を目指します。
最後に
これらの取り組みにより、ぐるなびは「飲食店経営プラットフォーム」としての機能を拡充し続け、次なる成長ステージへと突入する準備を進めています。飲食店支援の新たなかたちを提案するぐるなびの未来に、是非とも注目したいところです。