超小型EV登場
2014-02-19 16:00:02

近距離移動の新しい形:超小型電気自動車『FOMMコンセプトOne』登場

近距離移動の新しい形:超小型電気自動車『FOMMコンセプトOne』の全貌



近年、環境意識の高まりとともに電気自動車への関心が高まっています。特に、都心部での交通渋滞や駐車スペース不足が課題となる中、近距離移動に特化した超小型電気自動車『FOMMコンセプトOne』が注目を集めています。この革新的な車両は、株式会社FOMMにより開発され、世界最小クラスの4人乗りとしての性能を誇ります。

『FOMMコンセプトOne』の基本情報と特徴



『FOMMコンセプトOne』は、そのユニークなデザインと機能性から「カプセルEV」と名づけられています。車両の寸法は全長2495mm、全幅1295mm、全高1550mm、そして車両重量は460kgとなっており、非常にコンパクトなボディを持ちながらも4人が乗れるという画期的な仕様です。両サイドにはスライドドアを採用し、狭いスペースでも楽に乗り降りができるよう工夫されています。

特筆すべきはFFインホイールモーターの搭載です。この技術によって、電力のロスを最小限に抑えつつ、非常に高効率かつ優れた応答性を実現しています。加えて、デザイン面においても自由度が高く、コンパクトな車体に仕上げることができました。

また、操作系も革新的です。従来のアクセルペダルを廃止し、バイクのハンドルで運転する新しいスタイルを採用。これにより、視認性を向上させると同時に、アクセルとブレーキの踏み間違いのリスクも大幅に軽減されています。

充電の利便性



『FOMMコンセプトOne』は、カセット式バッテリーシステムを導入しており、バッテリーの交換が手軽に行えます。最大で3セットのバッテリーを搭載可能で、航続距離は約100km。これにより、自宅の電源からも簡単に充電でき、家庭用の非常用電源としても利用できる点が魅力となっています。

水害対策と快適性



特に注目したいのは、東南アジアを中心に多発する水害に対する耐水害機能です。この機能により、万が一水害に巻き込まれた際も、特別な装置によって水面上を移動可能な設計となっており、安全性が高められています。さらに、オプションで著熱式の簡易クーラーを設置することができ、暑い日でも快適なドライブを提供します。

今後の展望



『FOMMコンセプトOne』は、タイで開催されるバンコク国際モーターショーに出品予定で、その後は超小型モビリティの市場をターゲットにしたビジネスモデルを構築する計画です。具体的には、地元企業との協業や試作車両の製造を通じて、現地法人の設立を目指しています。

また、初年度の販売目標は5000台で、価格は100万円未満を想定しているため、コストパフォーマンスに優れた選択肢となるでしょう。

まとめ



『FOMMコンセプトOne』は、技術面だけでなくデザインや使い勝手を考慮した新しい形の電気自動車として、多くの期待が寄せられています。日常生活において気軽に使える新たな移動手段として、今後の展開に目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社FOMM
住所
神奈川県川崎市幸区北加瀬1丁目15番地5興菱ビル4F
電話番号
044-200-4020

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