松江発の革新的なクラフトビールが誕生
松江市の老舗和菓子店、株式会社彩雲堂が誇る銘菓「よもぎ若草」。この菓子に使用されている松江市産のよもぎを活用した、全く新しいクラフトビールが登場します。「よもぎ若草セゾン」というその名のビールは、株式会社ODORIJIと彩雲堂が共同で開発した逸品です。2026年7月より、通信販売と実店舗での販売が開始される予定です。
松江観光大使の出会い
この新しい取り組みは、松江市が2026年2月に開催した「松江観光大使交流会」での出会いから始まりました。彩雲堂の山口社長と、松江観光大使でありビジネスマンの古原徹氏との対話が、この画期的なクラフトビールの開発へと結実したのです。両者は松江産のよもぎの未活用部分を活かした作品作りを目指し、松江の地域資源を通じた新しい価値を創出しようとしています。
よもぎ文化と製法の歴史
「よもぎ若草」は、松江藩7代藩主の松平治郷に由来する文化的な和菓子です。長年途絶えていた製法を復活させた彩雲堂により、明治時代に再び命を宿しました。2018年の不昧公200年祭では、よもぎ粉末を使った「復刻若草」を発表し、松江の地で育まれたよもぎは、現在も贅沢に利用されています。特に、島根町で手摘みされたよもぎは日本海の潮風を受け、生育環境が丹念に整えられています。
茎の部分に注目
「よもぎ若草セゾン」は、彩雲堂の「よもぎ若草」に使用されたよもぎの茎を新たに利用したビールです。この部位は、これまで廃棄処分されていたもので、このプロジェクトを通じてその価値が再認識されます。飲んだ瞬間、スッキリとした口当たりとともに、よもぎ特有の清涼感が口いっぱいに広がり、品のある余韻が残ります。
本プロジェクトの背景と展望
「よもぎ若草セゾン」は、ODORIJIが松江において新しい価値を生み出す「まつえ価値創発事業」の一環として位置づけられています。この事業は、地域の素材や技術を活かし、持続可能なビジネスを構築することを目指しています。今後も、松江の文化や素材を活かしながら、新しい体験を提案し続けることで、地域活性化に寄与していく方針です。
限定販売と体験の提供
「よもぎ若草セゾン」は、限定480本の販売が予定されています。7月26日まで行われるイベントや自社通販サイトでの販売を介し、地域の魅力を全国に届けます。さらに、松江の和菓子文化とペアリングを楽しむこともでき、その奥深さを多くの人々に伝えていきます。
松江のキャラクターも採用
本商品のデザインには、松江市のPRキャラクター「おまっちぇ」が使用され、そのロイヤリティは市に還元される予定です。これにより、地域への還元も図られ、新たな事業モデルが生まれるでしょう。
会社の理念
株式会社ODORIJIは、地方の素材や物語を活かした商品開発を行っており、松江の地域資源が持つ新たな価値を追求しています。今後も、地域事業の共創パートナーとしての役割を果たしながら、多くの人々に愛されるクラフトビールを提供していきます。
新感覚の「よもぎ若草セゾン」を通じて、松江の醍醐味を再発見し、その歴史や文化、さらには人々のつながりの大切さを感じる機会となるでしょう。