VOLTMINDとサニックスが共同で新しいAIプロジェクト『SAAD Project』を始動

VOLTMINDとサニックスの共同プロジェクト『SAAD Project』

株式会社VOLTMINDと株式会社サニックスは、新たなAIプロジェクト『SAAD Project』の始動を発表しました。このプロジェクトは、AI技術を駆使してデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進し、両社の業務効率を向上させることを目的としています。

プロジェクトの狙いと構成

『SAAD Project』の目的は、サニックスの基幹システムを刷新し、AI推進体制を構築することにあります。VOLTMINDが持つ先端のAI技術を駆使し、以下の三つの柱でサポートします。

1. 基幹システムの刷新
既存のシステムを見直し、最新技術を導入。これにより業務効率を著しく向上させるとともに、データが活用できる基盤を確立します。これにより、将来的な事業環境の変化にも柔軟に対応できるシステムが構築されます。

2. AI推進体制の構築
サニックス内にAI推進を専任する部署の設立を支援します。AI戦略を策定し、実行に移すことで、各事業領域でのAI導入やデータ駆動型の意思決定を促進します。

3. AI教育プログラムの提供
全従業員に向けて体系的なAI教育を実施し、AIの基礎から専門的なスキルまで幅広く学べる環境を作ります。これにより組織全体のAIリテラシーを向上させ、新たな価値を創出できる人材を育成します。

驚異的なスピード開発

『SAAD Project』の大きな特徴の一つが、VOLTMINDの独自技術である「AI駆動開発手法」を活用している点です。この手法を使うことで、サニックスの多様な業務データを基にした解析が行われ、わずか6ヶ月で基幹システムの要件定義が完了しました。

現在は開発フェーズに移行しており、2026年10月のシステム完成を目指しています。この短期間での開発は、通常数年を要する大規模プロジェクトに比べて飛躍的な効率化を実現します。

対応すべき社会的課題

『SAAD Project』は、経済産業省が警告している「2025年の崖」という重要な社会的課題への挑戦でもあります。多くの企業が抱えるレガシーシステムの問題は放置されると、2025年以降、年間最大12兆円の損失が発生する可能性があるとされています。

企業は、古い基幹システムの維持に大きなコストをかけており、この点を改善することが急務となっています。AI駆動開発を通じて新しいシステムの刷新を行い、これまで困難だった課題の解決を図ります。

未来への展望

サニックスは『SAAD Project』を成功させ、実績を自社全体に浸透させることで、持続可能な成長を目指すとともに、日本全体のDXを推進するリーダーとなることを目指しています。両社の取り組みが、今後のビジネスのあり方を変えるモデルケースとなることが期待されます。

企業情報

株式会社サニックス
所在地: 福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目1番23号 8F
設立: 2024年10月（事業開始: 2025年4月）
代表者: 稲田剛士
事業内容: メンテナンス全般
URL: サニックス

株式会社VOLTMIND
所在地: 大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目13番22号 WeWork御堂筋フロンティア
設立: 2024年2月
代表者: 北森聖士
事業内容: AIシステム開発
URL: VOLTMIND