IoT技術による被災地支援
2024年に発生した能登半島地震。この地震によって農業用ため池が被災し、地域から貴重な水資源が影響を受けました。特に、堤体にひび割れが見られ、安全に水を管理することが急務となりました。このような状況下において、株式会社farmoが提供する水位センサー「アクアモニター」が重要な役割を果たしています。
1. 地震による農業用ため池の影響
能登半島地震の際、地域のため池は大きな危険にさらされました。発災の直後、道路が寸断されてしまったことで現場に赴くことができず、適切な管理ができませんでした。特に、防災の観点からはため池の水位管理が欠かせませんが、この状況では多くの困難が立ちはだかりました。
2. 利用されたアクアモニターの特徴
アクアモニターは、IoT技術を活用した水位センサーで、現場の状況をリアルタイムで把握できるのが特徴です。このセンサーは、安価でありながら月額利用料も不要という点が評価され、多くの農業関係者によって導入されました。さらに、インターネットが利用できない地域でも機能するため、どこにいても水位情報を確認できる利点があります。
3. 北陸農政局からの感謝状
この技術の導入により、運用が容易になったことから、北陸農政局から感謝状を受賞することができました。これは、アクアモニターが迅速に多くのため池に配備された結果であり、災害時における農業インフラの維持管理の重要性がここに示されています。
4. 今後の展望
farmoは、今回の経験を基に全国の農業インフラにおける災害対策支援を一層強化することを目指しています。この技術を駆使して、防災・減災に貢献し、農業の持続可能な発展を支えていく所存です。また、スマート農業の進化に伴い新たなソリューションを提供することで、より多様な課題に取り組んでいきます。
5. 会社概要
- - 会社名: 株式会社farmo
- - 代表者: 永井洋志
- - 本社所在地: 栃木県宇都宮市
- - 設立: 2005年11月1日
farmoは「知恵と技術と心で人を幸せにする企業」を理念に掲げ、人々および地域に貢献するため、農業に特化したIoT製品の開発を進めています。今後も技術を駆使して地域の問題解決に貢献していくことを目指し、さらなる発展を続けるでしょう。