町田市が全ての市立中学校に給食を提供する新食堂を開設！

町田市の全員給食を支える南エリア中学校給食センターの新設

東京都町田市では、市立中学校に通う全ての生徒が温かい給食を受け取れるよう、3か所の給食センターを整備する計画が進行中です。その中で、最後の給食センターとして2025年10月に「南エリア中学校給食センター」がオープンします。この取り組みにより、町田市内の全ての市立中学校で全員給食が実現します。

南エリア中学校給食センターの概要

新しい南エリア中学校給食センターは、東京都町田市南成瀬に位置し、敷地面積は2,234㎡、延べ床面積は2,575㎡を誇ります。建物は地上2階で高さは15.75m、設計・監理は株式会社阿波設計事務所が手がけ、施工は徳倉・馬淵特定建設工事共同企業体が担当しました。運営はシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社に委託されています。

この給食センターでは、1日最大3,100食（5校分）を調理することができ、隣接する東光寺公園との調和を図った設計になっています。

地域交流の場としての役割

南エリア中学校給食センターの特徴として、市民が利用できる交流エリア「loop Ondagawa」が設けられています。ここにはカフェや、多目的に利用できるキッチン付きの室、さらには屋上テラスも設置されており、地域の人々が世代を問わず集まり、交流できる場となります。地域の人々が食に関心を持ち、コミュニケーションを深める機会が創出されることを期待されています。

給食の必要性と町田市の対応

最近の動向として、共働き家庭の増加や食の多様化が進み、給食に対するニーズが高まっています。このニーズに応じて、町田市は2024年度から2025年度にかけて、市立中学校に全員給食を導入することを決定しました。そして、各中学校への給食の配送が30分以内で行えるよう、給食センターを市内3カ所に配置する努力をしています。

今後のスケジュールとしては、2024年9月に大戸小学校から堺中学校へ給食が提供され、2025年1月には鶴川エリア中学校給食センターが開所し、その後、町田忠生小山エリア中学校給食センターも開所し、2025年10月には南エリア中学校給食センターが開設される予定です。

町田市の魅力

町田市は、約43万人の人口を抱え、東京都の南部に位置しています。都心からのアクセスも良好で、町田駅周辺には大型の商業施設が立ち並び、永年愛され続ける商店街も存在します。また、少し離れると緑豊かな公園や里山の風景、地元の農地も点在し、都市と自然の理想的なバランスが保たれています。

町田市の取り組みは、地域全体に利益をもたらし、食や交流を通じたコミュニティの発展に寄与することを目指しています。今後の動向に注目が集まることでしょう。