ベトナムの次世代を支援するパンチ工業の取り組み
パンチ工業株式会社のグループ企業であるPUNCH INDUSTRY VIETNAM CO., LTD.(以下、ベトナムパンチ)は、2025年10月30日(木)に開催された「第2回ベトナム金型グランプリ2025」にて部品協賛を行いました。これは、ベトナム国内の大学生たちに向けた技術支援を目的としており、次世代の技術者育成に貢献する重要な活動となっています。
パンチグループのパーパス
パンチグループは、「ものづくりによる信頼、真摯な技術、自由な創造力で、次世代の豊かな未来をカタチづくる」というミッションを掲げています。このパーパスのもと、若者たちの教育支援を通じてものづくりや社会への興味を高め、将来的な可能性を広げることを目指しています。今回はその一環として金型グランプリへの協賛を実施しました。
ベトナム金型グランプリの概要
ベトナム金型グランプリは、日越金型クラブが主催する技術コンテストであり、国内の日系企業やベトナム企業、合弁企業などから構成される業界親睦団体が中心となっています。このコンテストは、次世代技術者の育成と産学連携を進めるために開催され、参加学生は金型の設計から制作、発表までの一連の過程を実践的に学びます。
初開催は2024年で、今年度は7つの大学から10チームが参加しています。ベトナムパンチは、この大会の現物スポンサーとして協賛しており、参加チームが金型制作に必要な約430点の部品を提供しました。
参加大学は次の通りです:
- - ダナ工科大学
- - ハノイ工科大学
- - ハノイ鉱山地質大学
- - ハノイ工業大学
- - リ・タイ・トー短期大学
- - 交通運輸技術大学
- - ホーチミン市工業大学
ベトナムパンチ社のコメント
ベトナムパンチの社長、博田孝則氏は、「今回、当社は初めて金型部品スポンサーとして参加させていただきました。各大学の金型を展示しているブースを訪問し、当社のロゴが大きく紹介されているのを見て、多くの学生や教授、指導企業から感謝の言葉をいただきました。ベトナムの勢いと熱気に触れることができ、非常に良い経験となりました。今後も、こうした機会を通じて、さらなる貢献を目指していきたい」と語りました。
パンチ工業のCSR活動
パンチ工業株式会社は、CSR(企業の社会的責任)活動にも積極的に取り組んでおり、以下の活動を行っています:
- - マレーシアパンチでは、四半期ごとに工場周辺の清掃活動を実施しています。直近では、80名の社員が参加し、工場周辺で200キロ、海岸清掃で100キロのごみを拾い、地域の清掃局から感謝の言葉をいただくなど、CSR活動が企業全体に浸透しています。
- - ベトナムパンチでは、有志による定期的なボランティア活動を行っています。社員やその家族、友人たちと共に、教会などで炊き出しや食料品の寄付を行っています。現地の文化として「富の再分配」が根強いため、多くのメンバーが参加しています。
会社概要
パンチ工業株式会社は、東京都品川区に本社を置く企業で、1975年に創業しました。製品は金型部品や自動化装置、特注機械部品などを製造・販売しており、2025年の売上高は408億円を見込んでいます。東京証券取引所のスタンダード市場に上場しており、現在3,463名の従業員が働いています。さらに、会社の社名やロゴマークには、創業当初の製品や会社の活力を反映させた意味が込められています。
パンチ工業が進めるベトナムの大学生への支援は、技術者の育成に寄与するだけでなく、地域社会への貢献や未来への投資を意味しています。今後のさらなる取り組みにも期待が寄せられます。