南魚沼市の雪冷熱活用補助金について
新潟県南魚沼市では、地域資源としての雪を利活用し、地場産品の高付加価値化を目指す「雪冷熱利活用施設等導入事業補助金」の新規募集が開始されました。この補助金は、市内に事業所を持つ法人や個人事業者が対象で、最大3000万円の補助が受けられます。地域産業の振興に向けた新たな取り組みとして、多くの事業者にとって大きなチャンスとなるでしょう。
補助対象者の条件
補助金を受け取るための条件は以下の通りです:
1. 市内に事業所を持つ法人や団体、個人事業者であること。
2. 市税を滞納していないこと。
3. 暴力団との関係がないこと。
4. 政治活動や宗教活動を主目的としていないこと。
5. 市が実施する各種事業への協力が可能であること。
この条件を満たす事業者が、雪の冷熱エネルギーを活用した新たな設備を導入することが求められています。
対象となる施設・設備
補助対象の事業では、以下のような施設や設備の設置が可能です:
- - 雪を保存する雪室(商品等を貯蔵する部分を除く)
- - 冷気や冷水の流量を調整する雪冷熱供給設備
これらの施設により、地域で採れた新鮮な農産物や地場産品の保存・流通が促進されます。
補助金の内容
特に注目すべきは、補助率や対象経費の詳細です。補助率は対象経費の最大3分の1で、補助金の上限は3000万円です。ただし、国や県の補助金を受けている場合、その金額は対象経費から差し引かれます。また、応募多数の場合は抽選や協議が行われることもあります。
申請手続きの流れ
申請に関する受付は、令和7年6月2日から6月20日の17時まで行われます。必要な書類は南魚沼市商工観光課に提出する必要があります。具体的には、次の書類が必要です:
- - 補助金交付申請書
- - 実施計画書
- - 最近3年間の決算書類
- - 納税証明書
- - 事業概要に関するもの
- - 見積書
- - 製品カタログ
- - 位置図
- - 配置図
書類が不備があった場合、追加書類を求められることもあります。全ての手続きが完了すれば、地域の雪冷熱エネルギーを活用した新たなビジネスが始まります。
南魚沼市の魅力
南魚沼市は新潟県の南部に位置し、豪雪地帯として知られています。スキー場や美味しいコシヒカリが特徴で、2024年度にはふるさと納税が71億円を越える見込みです。地域資源を利用した新たなビジネス創出は地域全体の活性化にもつながります。
市長は林茂男氏で、市人口は約52,000人。地域特有の環境を生かした事業振興が期待されています。詳しい情報は南魚沼市の公式ウェブサイトから確認できます。
詳細な内容については、
南魚沼市公式サイトをご覧ください。