墨田区と千葉大学が推進する健康づくり
墨田区と千葉大学の共同企画、「すみだ健康資源 知る・歩くサイン」が、第59回日本サインデザイン賞に晴れて入選しました。この企画は、地域住民の健康意識を高めることを目的にしています。
プロジェクトの概要
この取り組みは、包括連携協定に基づいて進められており、国が掲げる健康づくり施策「健康日本21」の理念に従っています。「自然に健康になれる環境づくり」という視点から、2024年度に完成予定のすみだ保健子育て総合センターで特に注力されました。ここには、健康を促す案内サインが設置され、「すみだ健康資源 知る・歩くサイン」として展開されています。
サインのデザインと内容
サインは、墨田区の豊かな健康資源を6つのカテゴリーに分類して紹介しています。具体的には、文化、緑、観光、歴史、祭り、水辺といった要素が含まれ、各項目は色別に表示されています。これにより、地域の住民は目にすることで、日常生活の中で健康への気づきを得ることができます。また、国内外の研究に基づく健康メッセージも掲示されており、利用者にとって非常に役立つ情報源となっています。
日本サインデザイン賞とは
日本サインデザイン賞は、優れたサインデザインを社会に広めることを目的とした、国内唯一の顕彰事業です。1966年から続くこの賞は、今年度の応募数347作品の中から選ばれた100作品の中に、「すみだ健康資源 知る・歩くサイン」が入選しました。
これからの展望
今後、墨田区と千葉大学は、地域の健康課題解決に向けた「大学のあるまちづくり」を進めていく予定です。大学の知見を取り入れたデータ分析や、区民向けの講座などを通じて、健康の促進をさらに進めていきます。地域住民が自然と健康を意識し、楽しく健康に生活できる環境作りを目指します。
まとめ
「すみだ健康資源 知る・歩くサイン」は、墨田区と千葉大学の連携により生まれた素晴らしい取り組みです。このサインが地域の住民にどのように受け入れられ、健康づくりに寄与していくのか、今後の展開が楽しみです。