株式会社KITOが新たに立ち上げたクラフトドリンクブランド「Brewing Tomorrow」から、待望のローアルコールクラフトビール「BREWTO」が誕生しました。アルコール度数はわずか0.5%ながら、通常のクラフトビールと同じ素材や製法にこだわり、まるで本物のビールのような風味を実現しています。販売開始は2024年9月20日から。特に目を引くのが、このビールは飲む人も飲まない人も「ホロ酔い」の気分を楽しめるという新しいコンセプトに基づいて開発された点です。
BREWTOの特徴
今回販売される「BREWTO」は、香り豊かな3種類のホップを使用したトロピカルスタイルのビールです。フルーティーなアロマが広がり、爽やかな苦味が特徴で、飲みたいけれどアルコールは控えたいと考える方にぴったりです。近年、コロナ禍での飲酒シーンの変化を受け、「乾杯」というシチュエーションでの新たなニーズが高まっている中、これは素晴らしい選択肢と言えるでしょう。
ローアルコール市場の拡大
株式会社KITOは2022年に事業を開始した当初から、新たな飲み物の可能性を模索していました。コロナ禍の影響で「お酒を楽しむ場」が制限され、ノンアルコールビールを楽しむ人々も増えていきましたが、そうした中で「飲みながら楽しむが、酔いすぎない」というスタイルが求められていることを実感しました。低アルコールといえど、本物のビールの味わいを求める声に応えるべく、飲みニケーションの距離を縮める一杯を目指しました。
この新しいビールは、0.5%のアルコールがあるため、アルコールを控えたい人と一緒にいたとしても同じ飲み物で「乾杯」を楽しめるという、コミュニケーションの幅を広げる役割があります。ただし、単なるノンアルコールと異なり、快適で深い味わいを両立させることが求められます。
開発の裏側
「アルコールを気にせず楽しめるクラフトビールを作る」という目標に向けて、多くの試作を行ったKITO。麦とホップを使用する際には、通常のビールと安易に同じ製法を用いることができず、アルコールの発生を抑えながらもビール本来の味わいを保つために、細かい温度管理が必要でした。その結果、クラフトビールの醍醐味である風味を損なうことなく、飲みやすさを追求しました。さらに、使用する水は地元の山口県鳴滝の湧き水にこだわっており、滑らかな喉越しを実現しています。
持続可能な未来への取り組み
また、モルト糟の再利用に関するプロジェクトにも力を入れており、開発した「モルトグラノーラ」は栄養価の高い新しいプロダクトです。これにより、ビール作りと持続可能性を結び付ける新たな試みにも挑戦しています。
先行販売と今後の展望
先行販売は、2024年9月20日からCAMPFIREで開始されます。この特別なプロジェクトは2024年10月16日まで続き、支援者にはリターンが順次届けられる予定です。楽しい「乾杯」シーンを創造するこの新しいビールは、さまざまなシチュエーションで親しまれることでしょう。
Brewing Tomorrowが目指すのは、ただ飲むだけではなく、新しい出会いを楽しむことができる「乾杯」です。「BREWTO」がもたらす新たなつながりの可能性にぜひ期待したいところです。