国際こども・福祉カレッジが推進する特別授業で自然とのふれあいを体験

国際こども・福祉カレッジの取り組み

国際こども・福祉カレッジは、福祉分野での人材育成に特化した教育機関で、実践的な学習を重視しています。その一環として、学生たちは地域の幼稚園に通う子どもたちと共に、芋掘り体験に参加しました。これは、彼らが自然環境とのさらなる親近感を持ち、保育の実践力を高める貴重な機会でした。

芋掘り体験の意義

2023年10月9日、国際こども・福祉カレッジの学生たちは、東京都内の株式会社ベジ・アビオの農場で行われた芋掘り体験に参加しました。この体験は、単なる農作業を超えて、教育的な価値がたくさん詰まっています。こどもたちは、土に触れ、植物が成長する過程を学ぶことによって、食や自然への興味を育むことができます。また、芋を掘り取る行為は、子どもたちに達成感や努力の重要さを教える貴重な機会といえるでしょう。

学生たちの成長の場

参加した学生たちも、この体験を通じて多くの学びを得ました。こどもたちが自然の中でどのように行動するかを観察し、保育者としての関わり方を実践的に学ぶことで、保育士として必要なスキルを養っていました。学生たちは、子どもの興味を引き出すための声かけや、共に楽しむ姿勢を大切にしながら、実体験を通じた学びを深めていったのです。

子どもたちの喜びを共有

実際に芋掘りを体験した学生の一人は、「子どもたちが喜びを分かち合う瞬間が印象的でした。この自然体験が保育の重要な要素だと思います」と振り返ります。こうしたやりとりを通じて、学生たちは保育士として子どもたちの成長を支える実践力をしっかり育むことができました。

教職員の教育方針

こどもの指導方法を担当する外山雄太教員は、幼児教育における「見方・考え方」の重要性を強調します。子どもたちが主体的にさまざまなものに関わり、自分自身の意味を見いだしていくことが教育の基本であり、そのサポートが求められます。芋掘りを通じて、子どもたちが好奇心を持ち、探索しながら学ぶ瞬間を見ることができたことは、非常に意義深い経験でした。

今後の展望と教育理念

学生たちは、この特別授業を通じて得た経験を保育現場に活かし、自然と共に育つ環境を整えるための学びをさらに深めていくことでしょう。NSGカレッジリーグの一環として、国際こども・福祉カレッジは、教育の質を高めるために日々努力しています。福祉分野における専門知識を深め、多様な視点から体験的な教育実践を行っていきます。