縄文で共生社会へ
2026-02-10 17:40:36

縄文の精神を生かした共生社会実現へ、北海道の就労支援が挑む資金調達プロジェクト

縄文文化を現代に生かした就労支援の新プロジェクト



北海道札幌市に拠点を置く合同会社cordmarkは、縄文時代の精神と文化を生かした就労支援事業所「まだん」の事業拡大を目指して、クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREでの資金調達プロジェクトを始めました。目標金額は150万円で、募集期間は2023年2月8日から4月15日までとなっており、多くの支援を呼びかけています。

縄文時代の精神を現代に蘇らせる



「まだん」では、精神疾患や発達障害を抱えた約20名のメンバーが土偶制作に取り組んでいます。この活動は、単に作業を通じて職業スキルを向上させるだけでなく、メンバー自身が自信を取り戻し、社会との接点を増やすことを目的としています。これにより、過去の縄文時代に存在した「すべての人が共に生きる社会」の精神を現代に甦らせる試みが行われています。

代表の田村健氏は、作業療法士や公認心理師の資格を持ち、陶芸の経験を通じて障がい者支援に取り組んできた人物です。彼が立ち上げた前身団体「いるば28」を経て、2025年7月に「まだん」を新たに開設し、今日に至ります。2021年には、北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録され、この文化を現代社会の中で活かすことが、事業の重要なテーマとなっています。

土偶制作がもたらす心の変化



「まだん」のメンバーの多くは、精神疾患によるさまざまな悩みを抱えています。しかし、土偶制作に没頭することで心の病が和らいでいくケースが多く見られています。具体的には、作業が進むことで「今、ここ」に集中する力が育まれ、日常の不安や苦しみを一時的に撲滅することが可能となります。

このように、手を動かすことによって気持ちが整理され、平穏を取り戻すプロセスが生まれています。その成果として、参加者の中からは「自分自身が生き生きとしている」との声が寄せられています。さらに、制作した土偶は販売を通じて地域社会との新たなつながりを創出し、メンバーが「文化の担い手」としての役割を果たすきっかけとなっています。

資金調達の目的とリターン



今回のクラウドファンディングによる資金調達は、制作環境を整えるためや地域との縄文に関するワークショップを開催するための資金として用いられます。また、全国販売会への出展費用なども含まれ、具体的には設備費や人件費、広報活動に充てられます。目標金額を超えた場合、プロジェクトの運営費に充当される予定です。

リターンには、土偶グッズやワークショップ参加、野焼き体験などの選択肢があり、特にワークショップではメンバーとの交流を通じて縄文文化を体験できる企画も用意されています。

地域の有識者からの応援



今回のプロジェクトには、地域の有識者からも高い評価が寄せられています。阿部千春氏や小玉俊宏氏、戎谷侑男氏など、各団体のアドバイザーが応援コメントを寄せており、プロジェクトが持つ社会的意義を強調しています。彼らは、縄文時代に見られたインクルーシブな思想と、障がい者の社会参加の機会を結びつけることに意義を感じているのです。

共生社会の実現を目指して



「まだん」の挑戦は、障がいの有無にかかわらず、誰もが一人の「表現者」としてより良い未来とつながる社会の実現を目指しています。支援を通じて、縄文文化が過去のものではなく、現在を生きる人々の生きがいへと結びつく姿を見守りましょう。詳細はクラウドファンディングページをご覧ください。

クラウドファンディングページはこちら

会社概要


  • - 会社名:合同会社cordmark
  • - 代表者:田村健(作業療法士、公認心理師、陶芸家)
  • - 所在地:北海道札幌市中央区北一条東8丁目119-1 湯谷ビル2階5号室
  • - 事業内容:就労支援事業所「まだん」の運営を通じて、障がい者が縄文文化に基づいた土偶制作を通じて社会参加する環境を整備します。

会社情報

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まだん
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