茗溪学園とスマ留の包括連携協定
2025年12月10日、茨城県つくば市に位置する茗溪学園中学校高等学校と、東京都渋谷区に本社を置く留学エージェント「スマ留」を運営する株式会社リアブロードが包括連携協定を締結しました。この協定は、海外留学という実践的な環境を通じて、生徒一人ひとりの学びを深めることを目的としています。
教育の新たなアプローチ
茗溪学園は、国際バカロレア(IB)認定校であり、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)としても名を馳せる学校です。毎年、多数の生徒が海外大学へ進学しており、国際教育や科学探究に力を入れています。今回の協定によって、スマ留の専門的なノウハウを活かし、生徒にとってさらなる実践的体験の場を提供することが可能となります。
包括連携の具体的な内容
この協定に基づき、以下のような具体的な取り組みが行われます。
1.
海外留学・国際プログラムのサポート
短期および長期の留学、オンライン交流や海外研修を通じて生徒を支援します。
2.
英語教育・探究学習の支援
英語科の授業や探究活動において、国際テーマを実践的に提供します。
3.
教員向けの国際教育研修
留学指導や国際教育について教員が研修を受け、スキルアップを図ります。
4.
生徒・保護者への進路・留学相談
留学制度や海外大学についての情報提供を行い、個別相談も実施します。
5.
教材・ネットワークの相互活用
両者が持つ教材やイベント、およびネットワークを共有し、協力して活用します。
調印式の開催
この協定の調印式は、茗溪学園中学校高等学校にて行われ、校長の宮﨑淳氏とリアブロードの代表取締役・神田慎氏が出席しました。両者は、この協定が生徒の学びにおいて重要な転機となることを確認し、今後の取り組みに期待を寄せています。
提携の背景と期待
茗溪学園は開校以来、国際教育を主軸にすえてきました。IBとSSHという先進的な教育プログラムを持ち、世界で活躍できる人材を育てています。ここに、留学や国際交流の専門性を持ったスマ留が加わることで、より多様で実践的な学びが可能になると宮﨑校長は強調しています。
スマ留のビジョン
一方、リアブロードの神田社長は、茗溪学園との提携が生徒たちにとって重要な意味を持つこと、そして国際理解教育や多様性を尊重する精神が、留学に取り組む姿勢をさらに強化するものだと述べています。志を同じくする両者の連携が、新しい教育環境の創出へ向けての一歩となることが期待されます。
今後の展開
今後、2026年3月13日から15日にはイェール大学主催の模擬国連が台湾で開催される予定です。また、2026年4月からは学内授業において探究学習が始まり、2027年以降には海外研修旅行を含めた教育旅行の開発が進められる見込みです。この一連の取り組みが、生徒たちの国際的な視野を広げる大きな機会となることでしょう。
茗溪学園中学校高等学校の概要
茗溪学園は1979年に設立され、日本最大のサイエンスシティ「筑波研究学園都市」内に位置しています。全人的教育を実践しながら、国際的な視野を持つ次世代を育てる努力が続けられています。公式サイトもありますので、詳細の確認も可能です。
まとめ
茗溪学園中学校高等学校とスマ留の包括連携協定は、単なる留学支援にとどまらず、国際社会で活躍するための土台を築く重要なステップとなるでしょう。両者の専門性を融合させることにより、教育の可能性は無限大です。私たちの未来を担う生徒たちに、さらなる可能性を提供するために、今後の展開に期待が寄せられています。