株式会社ワークスアプリケーションズ(WAP)は、2024年4月から株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)が同社の提供するワークフローシステム「HUEワークフロー」を全社的に稼働したことを発表しました。
HISは、以前から会計システムでWAPの「HUEシリーズ」を利用しており、2023年11月には特定の管理部門で「HUEワークフロー」の利用を開始していました。その後、システム連携や操作性の高さなどを評価し、全社展開へと踏み切りました。
HISでは、管理業務のDX化の一環として、複数のワークフローの集約、紙申請のペーパーレス化、申請情報のデータベース化、社内共有できるシステム基盤の構築などを目指していました。
「HUEワークフロー」は、これらの課題解決に役立つと判断され、約4000人の従業員に展開されました。
HISの本社DX推進本部 デジタル戦略推進部 シニアプロジェクトマネージャーの吉田氏は、「HUEワークフローの活用により、申請業務のペーパーレス化だけでなく、申請内容の情報を全社で共有できるデータベースとして一元管理が可能になりました」とコメントしています。
従来、申請情報は分散保存されており、全国の申請内容をリアルタイムで収集・集計することが困難でした。しかし、「HUEワークフロー」導入により、自動で業務関連部署との情報共有が可能になったことで、通知業務が廃止され、監査業務も効率化されました。
「HUEワークフロー」は、ユーザー目線で設計されており、直感的な操作で利用できます。紙の申請書を簡単に電子化し、承認データに基づいたリアルタイムな分析レポートの作成や、外部システムとの連携も可能です。
また、各部門の管理者は申請管理権限を付与され、設定・運用から分析までを部門単位で管理できます。そのため、情報システム部門が全社の設定を管理する必要がなくなり、業務効率が向上します。
HISは、「HUEワークフロー」の全社展開により、申請業務の改善、従業員の利便性向上、さらなるDX化推進を目指しています。