津南醸造の未来酒造り
2025-09-08 14:53:22

生成AIと醸造微生物が醸し出す未来の日本酒とは?津南醸造の挑戦

津南醸造が描く未来の日本酒造り



新潟県津南町に本社を構える津南醸造株式会社は、伝統的な日本酒づくりと最新技術の融合を目指し、今月18日から19日にかけて行われる第115回清酒製造技術セミナーに登壇します。このセミナーは、公益財団法人日本醸造協会が主催し、赤煉瓦酒造工場で開催され、オンラインでも配信されます。

スマート醸造とは?



津南醸造が講演で提唱するテーマ「スマート醸造」は、生成AIと醸造微生物研究を融合させることで、効率的かつ高品質な日本酒の生産を目指します。特に注目すべきは、発酵過程におけるデータ解析です。

今日の醸造酒業界では、発酵の過程や品質管理において、データの活用が重要です。津南醸造の代表取締役・鈴木健吾氏は、講演の中で具体的に温度や発酵速度の制御をシミュレーションする方法や、醸造データと香味分析を統合することにより品質を向上させるための取り組みについて詳しく解説します。

持続可能な日本酒造り



また、津南醸造は持続可能性にも力を入れています。地域資源との共生を目指し、酒粕を再利用するためのサーキュラーエコノミーを実践しています。この取り組みは、地域に根ざした酒造りだけでなく、持続可能な社会に貢献することを目指しています。

未来の酒造ビジョン



講演では、未来の酒造ビジョンについても触れられます。デジタル化が進む現代において、酒造工程のデジタル化を実現し、最終的には宇宙空間での発酵の可能性にまで言及するという大胆な発想がこの会社の魅力の一つです。

豪雪の地から生まれる日本酒



津南醸造は、新潟県中魚沼郡津南町の豪雪地特有の自然環境を最大限に活かし、酒米「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を用いた酒造りを行っています。「Brew for Future〜共生する未来を醸造する〜」というブランドコンセプトのもと、伝統と革新を融合させたスタイルで、地元産の資源を最大限に引き出し、持続可能な酒づくりを実現しています。

2025年には、「越後流酒造技術選手権大会」で新潟県知事賞を受賞し、その技術力の高さも認められています。これからも津南醸造の活動から、目が離せません。

まとめ



津南醸造が登壇する第115回清酒製造技術セミナーは、酒造業界の先進的な取り組みを知る貴重な機会です。生成AIと醸造微生物の研究が結びつくことで、未来の日本酒造りにどのような変化がもたらされるのか、ぜひ注目してみてください。興味のある方は、津南醸造の公式Webページをチェックし、新たな日本酒の魅力を探求してみるのも良いでしょう。

津南醸造のWebsite


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会社情報

会社名
津南醸造株式会社
住所
新潟県中魚沼郡津南町秋成7141
電話番号
025-765-5252

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