AC Biode株式会社が広島で新たな環境技術に挑戦!
AC Biode株式会社が、広島オープンアクセラレーター2024に採択され、ダイキョーニシカワ株式会社との協力で実証実験を行うことが決定しました。このプログラムでは、環境問題の解決を目指し、新たな製品開発やスマートシティの実現に向けたアイデアを募るという、意欲的な取り組みが行われます。
広島オープンアクセラレーター2024とは?
このプログラムは、株式会社広島銀行とCreww株式会社が共同で主催。広島県のイノベーションエコシステムを構築し、新たな事業を創出することを目指しています。地元企業の多様な事業領域と全国のスタートアップの革新的なサービスを結びつけることで、オープンイノベーションを促進し、参加企業の新規事業創出をサポートしています。
ダイキョーニシカワ株式会社について
ダイキョーニシカワ株式会社は、広島県東広島市に本社を置くプラスチックメーカーで、自動車部品と住宅樹脂製品を主に製造・販売しています。企業は、軽量で加工性が高いプラスチックを用いた製品を提供することで、安全性や環境への配慮を重視し、持続可能な社会への貢献を目指しています。
採択されたプログラムの内容
AC Biode株式会社は、「脱炭素とサーキュラーエコノミーを実現する新たな製品開発がしたい!」というテーマに応募し、環境に優しい触媒技術を使用したケミカルリサイクルの実証実験に取り組むことが決定しました。目指すのは、廃プラスチックを有効に利用することで、資源の循環を促進しCO₂排出を削減することです。
実証実験では、ダイキョーニシカワの製造工程で発生する廃プラスチックを対象にします。これをAC Biodeの革新的な触媒技術を用いてモノマーやガスに分解し、化学メーカーに供給するリサイクルスキームの確立を目指します。実験の進捗は、広島オープンアクセラレーター2024のデモデイで報告される予定です。
AC Biode株式会社のミッション
AC Biodeは、化学技術を用いて地球温暖化ガス削減や海洋プラスチック問題、さらにはグローバルなごみ問題の解決やリサイクル率向上に貢献するというミッションを掲げています。廃プラスチックや有機廃棄物の解重合触媒の開発など、環境問題への貢献を目指した先進的な技術開発を行っており、国際的にはルクセンブルクと英国ケンブリッジで展開しています。
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採用情報
現在、AC Biodeでは材料科学や電気化学、触媒化学の技術者を活躍させることを目指し、採用を行っています。場所はけいはんなプラザラボ(京都府)。有機合成や無機合成ができる方、興味がある方はもちろん、国際的なパートナーシップを築くことに興味のある方の応募も歓迎しています。
応募方法の詳細やお問い合わせは、下記のメールアドレスまでお寄せください。
[email protected]
最後に
AC Biode株式会社とダイキョーニシカワ株式会社の取り組みは、環境問題への新たな挑戦となることが期待されます。また、広島オープンアクセラレーター2024を通じて新しい時代の製品やサービスの創出が期待され、今後の展開から目が離せません。