東レシステムセンターがAWSへの大規模移行を成功
2023年、株式会社東レシステムセンターは、基幹システムを含む224の業務アプリケーションを「Oracle Exadata」から「Amazon RDS for Oracle(AWS RDS)」へ移行する大規模プロジェクトを成功に収めました。この移行はわずか15カ月で完了し、その背景にはインサイトテクノロジーのコンサルティングサービス「Insight Consulting」が大きく寄与しています。
背景にある課題
東レグループの情報インフラを担う同社は、「クラウドシフトプロジェクト」を推進し、データセンター機能の収束を目指していました。ここでの課題は、Oracle Exadataの保守費用が高騰し、かつ老朽化が進んでいる機器への対応が必要だったことです。この状況を打破するために、224の重要アプリケーションの移行を迅速に実施する必要がありました。
特に、Exadataの保守期限が迫っていたため、スピーディーかつ効率的な移行が求められていました。そこで、データベースに関する豊富な知見を持つインサイトテクノロジーに支援を依頼することとなりました。
インサイトテクノロジーの支援内容
インサイトテクノロジーは、同社の自社製品であるSQLテスト自動化ソフトウェア「Insight SQL Testing」を駆使し、以下の支援を実施しました。
- - 性能アセスメント: 特殊なSQLテストツールを使用して、ExadataのSQLをRDS上で再現し、性能差を事前に数値化。これにより、アプリケーション担当者は安心して移行作業を進めることができました。
- - AWS DMSによる双方向連携の設計・運用: 全システムを一度に停止できない制約に対して、AWS Database Migration Service(DMS)を用いた双方向連携を提案・実施しました。これにより、業務単位での順次移行を実現し、ダウンタイムを最小限に抑えることが可能となりました。
- - ネットワーク及び監視体制の最適化: 移行専用のネットワークを確保し、トラフィック検証を行うことでネットワークトラブルを未然に防止。また、Oracle内部情報を取得するスクリプトを開発し、一元的な監視体制も構築しました。
プロジェクトの成果
プロジェクトは1年強の期間中に40回以上のリハーサルを経て、224の全アプリケーションの移行に成功しました。一度も切り戻しがなく、以下の効果が得られました。
- - コスト削減: Oracle ExadataのEnterprise EditionからStandard Editionへ移行し、保守費用と運用負荷を大幅に軽減。
- - 安定した稼働: 移行後の環境は非常に安定し、従来のSQL暴走への手動介入が不要に。
- - 社内評価: このプロジェクトは東レシステムセンター社内で高く評価され、社長賞を受賞しました。
企業のコメント
東レシステムセンターの常務理事、増田氏は、「Insight SQL Testingの事前検証のおかげで不安を和らげ、移行後は非常に安定した環境が実現した」と評価しています。また、同社の塙氏も「インサイトテクノロジーが迅速に解決策を提示してくれたおかげで、安心してプロジェクトを進めることができた」と述べています。
Insight Consultingの役割
Insight Consultingは、データベース関連のナレッジを持つ技術者集団が提供するサービスです。DX推進のためのデータ統合や、データインフラ構築における課題を解決するための支援を行っています。
インサイトテクノロジーについて
1995年の創業以来、インサイトテクノロジーはデータベース技術の追求へ尽力してきました。企業におけるデータの価値最大化を図り、データガバナンスソリューションを提供しています。また、毎年開催する「db tech showcase」には、世界中からデータ技術のエキスパートが講師として登壇し、多くのエンジニアが参加しています。
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