大口径管路漏水監視の新技術「SmartEAR®+eC」が登場
ジャパン・トゥエンティワン株式会社(以下、J21)は、2026年7月7日より、水道管路の漏水を常時監視するための新技術「SmartEAR®+eC(スマートイヤー+eC)」の提供を開始します。この製品は、これまで提供されていた「SmartEAR®(スマートイヤー)」の進化版であり、大口径管路の漏水検知の効率化を図るために開発されました。
水道業界の現状と新たな課題
日本国内では、水道管路の老朽化が進行しており、突発的な漏水が発生しやすくなっています。この結果、日常生活に支障をきたすような断水や、交通への影響が出ることも少なくありません。これを受けて、水道事業体は漏水の早期発見と、効率的な維持管理が求められています。しかし、徐々に浸透する高齢化や、技術者の不足という問題も背景にあるのです。
定期的な調査が主流であった従来の方法では、漏水が発生するまでの「空白期間」が存在します。そのため、緊急対応が困難になるケースが多発しました。この問題を解決するためには、常時監視とデータ活用が求められます。
SmartEAR®+eCの概要
新しく登場した「SmartEAR®+eC」は、最大で直径2,000mmの大口径管路に対応し、設置されたセンサーが漏水音を24時間体制で監視します。このIoTノイズロガーは、音響に基づく解析だけでなく、水圧や水温といったデータも収集します。これにより、高精度な漏水検知が実現可能になります。
特徴と利点
- - 常時監視: 24時間体制で漏水を監視し、従来のスポット調査では検出できなかった漏水も見逃しません。
- - 大口径対応: 最大1,000mのセンサー間隔が可能で、大口径及び重要幹線の効率的な監視が行えます。
- - 柔軟な設置: 短時間で設置ができ、管路への加工も不要。
- - データ活用: クラウドプラットフォームで異常を検知し、迅速な対応が図れます。
導入実績と展望
これまでに国内で既に約300台が稼働し、さらなる導入が予定されています。また、海外市場においても130カ国以上で展開されており、4万台以上の製品が使用されています。このように、広範囲な適用可能性が企業の信頼性を高めています。
セミナー開催情報
J21は2026年7月24日に東京・日本橋で「J21水道DX対面セミナー」を開催予定です。このセミナーでは、SmartEAR®+eCのデモンストレーションやデータ分析の活用方法について解説します。参加者は実際の製品に触れ、その機能を体験することができます。
参加方法
参加希望者は、事前申込が必要です。詳細は専用サイトを通じてお知らせします。水道業界の関係者や地方自治体の皆様には、ぜひご参加いただきたいイベントです。
今後もJ21は、AIやIoTを駆使した新技術を通じ、水道インフラの維持管理を進め、持続可能な発展に寄与していく所存です。新たな技術による水道事業のイノベーションが、今後の水道の未来にどのように貢献していくのか、非常に注目されます。