コンカーとNTTネクシアの連携について
日本国内において、株式会社コンカー(東京都千代田区)と株式会社NTTネクシア(北海道札幌市)が、新たに旅費精算業務の効率化を目指し連携を開始したことが話題となっています。この連携は、2025年4月から施行される新しい「国家公務員等の旅費に関する法律」に基づき、自治体や国公立大学を支援し、煩雑になりがちな旅費精算業務の負担を軽減することを目的としています。
背景
新法が施行されることで、国家公務員の旅費が定額支給から実費支給に変更されます。この影響を受け、自治体や国公立大学においても、旅費規程の見直しが求められ、職員の手間が増すことが懸念されています。出張や経費の管理に関する業務負担を軽減するために、コンカーとNTTネクシア、NTT東日本が協力し、それぞれの強みを活かした効率化を図ります。
業務の変化と課題
現状の旅費精算は、旅行先に応じて事前に支給額が決まっており、追加費用が発生しない場合は簡易に済む仕組みでした。しかし、実費精算が導入されることで、事前申請や出張後の再申請が必要となり、職員の業務負担は大きく増加します。このような状況を踏まえ、コンカーは「Concur Expense」を提供し、さまざまな決済サービスのデータを活用して自動化を図ります。
各社の役割と今後の取り組み
- - コンカー: ソフトウェアライセンスの提供
- - NTTネクシア: 各自治体への提案、コンカーのライセンス販売、導入後のサポート
- - NTT東日本: 提案支援および通信インフラを提供
この連携は、業務のデジタル化や効率化を通じて、さらなる行政サービスの質向上に貢献するものとなります。これにより、職員が本来の業務に集中できる環境が整うことで、行政サービスの革新につながります。
コンカーの紹介
株式会社コンカーは、世界最大の経費管理クラウドであるSAP Concurを提供する企業で、2010年に設立されました。出張管理だけでなく、請求書管理の機能も持っており、企業の間接費管理を支援する多彩なサービスを展開しています。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。
SAP Concurの機能について
SAP Concurは出張、経費、請求書管理を一元化し、業務プロセスを簡素化。AIを活用したモバイルアプリも高い評価を得ており、社員の出張をサポートし、経費入力や請求書承認を自動化する機能が搭載されています。これにより、業務の効率向上が期待されます。
お問い合わせ先
新たな連携についてのお問い合わせは、NTTネクシアの旅費精算業務効率化プロジェクトチームまでご連絡ください。
このように、コンカー、NTTネクシア、NTT東日本の協力により、旅費精算業務のデジタル化が進むことで、自治体や国公立大学の皆さんの負担が軽減され、より良い行政サービスの提供が実現されることが期待されます。