東京都トライアル発注認定制度が令和8年度の認定商品募集を開始！

東京都トライアル発注認定制度が新商品募集を開始

東京都は、都内の中小企業が開発した革新的な商品やサービスを普及させるための支援策「東京都トライアル発注認定制度」を運営しています。この制度は、2009年からスタートし、優れた新商品や新役務の認定を通じて、そのPRや試験的な購入を行うことで、企業の成長をサポートしています。令和8年度の認定商品募集が2025年9月10日（水）から開始されることが発表されました。加えて、8月25日（月）には、昨年度改正された制度の概要を紹介する説明会が開催されます。

説明会の参加概要

今回の説明会はハイブリッド形式で行われ、オフライン及びオンラインで参加可能です。過去に認定を受けた企業の代表者が登壇し、実際の体験談や本制度のメリットを語る貴重なセッションも用意されています。詳細な説明への関心が高まる中、多くの中小企業者が参加を見込んでいます。参加希望者は【こちらのページ】から申し込みが可能です。

認定対象者と対象商品

認定対象者

この制度に申請できるのは、以下のいずれかに該当する中小企業者です。

- 法人の場合：東京都内に本店または支店を持つこと。
- 個人事業主の場合：東京都内で開業届を提出すること。

ただし、大企業が過半数以上の株式や出資を持つ場合は対象外となります。具体的に申請を検討する際は、都内で実際に営業活動を行っていることが求められます。

認定対象商品

申請時において、販売を開始してから5年以内の新商品やサービスが対象です。ただし、医薬品や化粧品、特殊な工法に関するものは認定されません。また、過去に申請した同一商品を再度挑戦する際には、改善点を明確に示すことが求められます。

認定基準

認定の審査基準は以下の4点にまとめられています。
1. 新商品が既存のものと明確に異なる特徴や使用価値があること。
2. 技術の向上や生産性の向上、都民生活の利便性増進に寄与すること。
3. 生産・販売の方法や資金調達が実行可能で適切であること。
4. 東京都の機関での使用が見込まれること。

この基準を満たす商品は、東京都の審査会で確認されて承認されます。

認定された企業への支援内容

認定された企業には、東京都の公式ホームページにおいて商品紹介の機会が与えられ、カタログやPR動画作成による広報支援もなされます。さらに、産業交流展への無料出展や、都の機関による商品購入、試験的な評価を受けることができるなどの特典があります。これにより、企業は新たなマーケットへの販路拡大を図ることが可能です。