犬と暮らす大学院
2020-04-01 00:00:52
犬との暮らしを学び、高齢化社会を支える新たな大学院の誕生
新たな時代の犬との共生
近年、日本は超高齢化社会に突入し、特に高齢者の一人暮らしが増加しています。この状況の中、犬をペットとして飼うことがもたらす癒しや生活向上の効果に注目が集まっていますが、高齢者が犬と共に暮らす仕組みが十分に整っていないのが現状です。そんな中、AIwon(東京都新宿区)が新たに設立したオンライン専門職大学院「犬と暮らす大学院」は、まさにこのニーズに応える教育機関として注目されています。
大学院設立の背景
犬の平均寿命はこの10年で0.7歳延びており、これは人間に換算すると4〜5年に相当します。これは素晴らしい進展ですが、その反面、老犬介護に苦しむ飼い主も増加しているのです。フルタイムで働く飼い主がペットの世話ができず、深刻なペットロスを経験することも少なくありません。さらに、犬を飼うこと自体に躊躇する方も増えてきており、日本の犬の飼育頭数は減少を続けています。
このような状況に対抗すべく、AIwonは専門的に犬と共に暮らす技術や知識を学べる場を提供し、飼い主の理解を深め、介護の質を向上させることを目的としています。
学びの内容
「犬と暮らす大学院」では、犬と人間のパートナーシップを築くために、特に老犬に焦点を当てたプログラムが提供されます。カリキュラムには、犬の身体的特徴や行動に関する学びが含まれ、コミュニケーション技術や散歩時のポイントも学習します。さらに、最新のIOTデバイスの活用法や科学に基づいた介護の知識なども取り入れられており、理論だけでなく実践的なスキルを身につけることが可能です。
大学院のメリット
この大学院で学ぶことは、家族同然の愛犬をより健康に、安全に飼育するための道です。専門的な知識を持つことによって、高齢者でも犬と安心して生活できる環境を整える手助けになり、結果的に飼い主が人間としてのケアも受けられるようになります。最終的には、犬と高齢者が共に支え合う社会の実現を目指しているのです。
AIwonの取り組み
AIwonは、犬のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に貢献するために、様々なプロジェクトを展開しています。現在、昭和女子大学現代ビジネス研究所の「犬と人の未来ビジネス研究会」に参加し、老犬介護に効果的なアイテム「WON・EGG」(ワンエッグ)の販売を行っています。これにより、愛犬の健康を維持し、充実した生活を送る手助けを行っています。
まとめ
「犬と暮らす大学院」の設立は、単に犬の介護技術を学ぶためのものではなく、犬と人間が共に生きる新しい社会の基盤を築くための重要な一歩です。正しい知識を身につけることで、利用者は愛犬との生活をより豊かにし、ひいては社会全体に寄与することができるでしょう。これこそが、犬との共生の未来を切り拓く鍵なのかもしれません。
会社情報
- 会社名
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株式会社きくアド
- 住所
- 東京都新宿区左門町6-7鯉江ビル501
- 電話番号
-
03-6274-8501