フットエイドラボの岡本敬之氏が株式会社イルの公式アドバイザーに就任

名古屋市にあるオープンイノベーション拠点「STATION Ai」の入居企業、株式会社イルが新たに公式アドバイザーとして義肢装具士の岡本敬之氏を迎えました。岡本氏は2025年4月3日付けでこの役職に就任し、足に関する専門的な知識を活かし、同社の製品開発に貢献することが期待されています。

岡本敬之氏とは

岡本氏は、義肢装具士として豊富な経験を持ち、足や歩行に関連した多様な悩みを抱える方々に対して、専門的かつ温かみのあるサポートを提供してきました。医療、福祉、スポーツ分野などでの活動を通じて、利用者に最適なインソールや装具を提案し、生活の質を向上させることに力を入れています。

彼の経歴は、1999年に愛知学泉大学を卒業し、栄養士および家庭科の教員免許を取得したことから始まります。以後、高校教諭やボランティア活動を経て、義肢装具士の道へと進みました。災害時にはボランティアとして人々を支え、また、足装具学の専門的な知識を深めてきました。特に、彼のキャッチフレーズである「足を救う、歩きを支える」は、彼の信念を象徴しています。

新たな製品開発への期待

株式会社イルは岡本氏を迎えることで、特に高齢者見守りGPSインソールの開発において、より人間工学的かつ実用的な視点が加わると信じています。これは、足病医学に基づいた科学的アプローチを強化することにもつながります。岡本氏の経験が生かされることで、装着感やフィット性、さらには機能性が向上することが見込まれています。

また、今後は岡本氏の知識を社内研修や啓発活動に活かし、全社的な専門性の向上にも寄与していく計画です。これにより、株式会社イルはより高品質で信頼性の高い製品を提供し続けることができるでしょう。

岡本氏へのインタビュー

岡本氏は、「日々、多くの足に触れ、インソールを製作・提供する中で、ユーザー様の歩きや生活を支えたいと思っています」と語ります。また、彼自身が直面している徘徊問題に関する経験も重なり、株式会社イルとの協業には非常に意義を感じています。「私の知識や経験が、徘徊による事故を防ぐことにつながれば嬉しいです」とも話しています。