三菱地所のスマートホームサービスが次のステージへ
三菱地所株式会社が展開する総合スマートホームサービス「HOMETACT」が、新たな取り組みとしてDOORCOM株式会社と業務提携を結び、顔認証ソリューションを導入することを発表しました。これにより、より便利で安全な居住体験が実現することが期待されています。
業務提携の背景
今回の業務提携は、HOMETACTがスマートインターフォンソリューションの強化を目指すものです。DOORCOMが製造するスマート住宅設備に加え、世界で広く普及している顔認証ソリューション「Akuvox」の導入により、居住空間の利便性を大きく向上させる計画です。
2025年8月からは、Akuvox製の顔認証機器全般の取り扱いを開始し、同年9月にはHOMETACTがAkuvoxとのシステム連携に乗り出します。これにより、物件のエントランスやエレベーター、さらには住戸内のさまざまなIoT機器との連携が進むことになります。
顔認証ソリューションの利点
HOMETACTとAkuvoxの連携が実現すると、物件全体にシームレスな入出管理が可能になります。エントランスで顔認証を通過することで、居住者は物理的な鍵やカードを使うことなく、スムーズに入室できるようになります。また、住戸内ではスマートスピーカーや専用アプリにより、エアコンや照明を一括で操作できる環境が整います。
この技術が導入されることで、入居者はより快適で便利な生活を享受できるだけでなく、物件全体の価値向上にも寄与します。
管理の効率化
さらに、管理面でも大きな変化が見込まれます。HOMETACTの管理画面を通じて入居者情報を登録すると、自動的にAkuvoxの顔認証サービスの利用権限が付与されるため、ID管理が格段に効率化されます。管理運用の負担が軽減され、よりスムーズな管理が実現することが期待されます。
今後の展開
今後、HOMETACTは続々と新たな機能やサービスを追加する予定です。特に顔認証セキュリティの住宅導入に力を入れ、入居者にとってより安全で快適な居住体験を提供することを目指しています。また、「築年数」「駅距離」などの従来の価値基準を覆し、スマートホームが新たな生活インフラとして普及していくことにも期待が寄せられています。
DOORCOMとAkuvoxの紹介
DOORCOMは「建築技術とIT技術で、スマートでサステナブルな社会の実現」を目指し、広範な事業を展開しています。特にスマートシティやスマートホームの実現に貢献しています。
Akuvoxは、世界中110以上の国々で提供されているスマートインターフォンのプロバイダーで、300万台以上の機器を設置してきました。日本国内では集合住宅を中心に2,000棟以上に導入されています。
このように、三菱地所のHOMETACTと新たに導入された顔認証ソリューションは、ますます進化を遂げていくことでしょう。今後の展開にこうご期待です。