福岡おもちゃ美術館での「おもちゃ学芸員」養成講座
人々を遊びを通じてつなげる役割を持つ「おもちゃ学芸員」の養成講座が、国内最大級の木育体験施設、福岡おもちゃ美術館で開講されます。この講座は、2025年6月14日(土)と15日(日)の2日間にわたり開催され、受講生はおもちゃの魅力を広める重要な役割を担う「おもちゃ学芸員」としてのスキルを学びます。
講座の内容と日程
福岡おもちゃ美術館で行われる養成講座は、以下の内容で構成されています:
特に、希望者には実際にエプロンを着けて現場で活動する体験も提供されます。この講座を通じて、約30名のおもちゃ学芸員が新たに誕生する予定です。
おもちゃ学芸員の役割
全国に広がるおもちゃ美術館では、「おもちゃ学芸員」が入館者と直接コミュニケーションを図り、遊びを介して人々を結びつける役割を果たしています。入館者と共におもちゃで遊んだり、親子のコミュニケーションを促進したりしているのがこの「遊びの伝道師」たちです。おもちゃの力は2割、人の力は8割と考えられる中で、コロナ禍を経てますます重要性が高まっている彼らの活動は、大人と子ども、そして世代を超えた交流を可能にしています。
福岡おもちゃ美術館で活動するおもちゃ学芸員は、地域社会に貢献するためにさまざまな取り組みを行っています。具体的には、子育て支援の強化や地域材を活用したSDGsの推進、おもちゃ文化の普及など、多くの社会的価値を生み出しています。
参加者の様々な背景と活動
養成講座には幅広い年齢層の参加者が集まります。特に、登録者数の約7割が月に1回以上活動に参加していることから、活発で多様なコミュニティが形成されていることがわかります。この活動は、子どもたちに対する教育的側面だけでなく、高齢者にとっても介護予防の意味合いを持っています。
福岡おもちゃ美術館について
福岡おもちゃ美術館は2022年4月に開館し、九州で初のおもちゃ美術館として注目を浴びています。館内には「おままごと」コーナーが充実しており、ラーメン屋台や寿司屋さん、アイスクリーム屋さんなどが並び、子どもたちの遊び心を刺激します。また、全国から専門家を招き、年一度の「九州おもちゃまつり」も開催しています。次回は2025年11月に予定されています。
最後に
「おもちゃ学芸員」養成講座は、単なるスキルを学ぶ場ではなく、地域社会において遊びを通じたつながりを育む重要な活動の一環です。ぜひこの機会を通じて、新たな仲間としての一歩を踏み出してください!
お問い合わせ
詳細やご質問は、認定NPO法人 芸術と遊び創造協会まで。ご連絡お待ちしております。