SMBCクラウドサインが新たにオンライン化を推進
SMBCクラウドサイン株式会社は、金融業界のデジタルトランスフォーメーションを加速させるため、nCino株式会社および株式会社セゾンテクノロジーとの提携を発表しました。この連携により、融資契約業務が完全にオンライン化され、顧客は契約の申し込みから締結まで、すべてをデジタルで完結できるようになります。2025年8月よりAPI連携が開始される予定です。
融資契約業務の進化
今回の提携による最大のメリットは、顧客体験の向上と業務の効率化です。従来、融資の申し込みプロセスは多くの書類や手続きが必要でしたが、オンライン化によってこれが大幅に簡素化されます。顧客は手元のデバイスから、必要な情報を入力するだけで、スムーズな契約が可能になります。また、金融機関の従業員にとっても、契約書の作成や管理、保管等の業務負担が軽減されるため、全体の生産性向上が期待されます。
nCinoとは
nCinoは、金融機関の収益拡大や効率化を目的とした統合型プラットフォームを提供しています。このシステムは、融資や口座開設に関連する業務を一元管理し、デジタルファーストの世界において銀行業務の変革をサポートしています。2,700以上の金融機関にサービスを展開しており、資産規模も3,000万ドルから2兆ドルに及ぶことから、その信頼性と実績がうかがえます。
セゾンテクノロジーの役割
セゾンテクノロジーが提供する「HULFT Square」は、企業のデータ連携をスムーズに行うためのクラウド型プラットフォームです。このサービスは、オンプレミスやクラウドを問わず、必要なデータを迅速に活用できる環境を提供します。企業が円滑にデータを利用することで、業務の効率を一層向上させることが可能になります。
未来の金融サービスへ
この連携により、今後の金融サービスはますますデジタル化され、顧客にとっても企業にとっても利便性が増すことが予想されます。オンラインでの融資契約の流れが確立されれば、顧客は時間や場所に制約されることなく、手続きを進めることができます。また、金融機関も新たなビジネスモデルを構築するチャンスが広がります。
このように、SMBCクラウドサイン、nCino、そしてセゾンテクノロジーの三者が連携することで、日本の金融業界において革新的な変化が起こることに期待が寄せられています。