共立女子大学が導入するリーダーシップ教育の新たな試みと展望
東京都千代田区に位置する共立女子大学及び共立女子短期大学は、2022年度から「リーダーシップの共立®」という教育理念を掲げ、それに基づく教育活動を展開しています。特に注目すべきは、2025年度の後期授業から導入される「課題解決のためのリーダーシップ入門」という演習授業です。この授業は、学生の課題解決能力や協働力の育成を目的に、1年次の必修科目として設置されます。
「リーダーシップの共立」とは
「リーダーシップの共立®」とは、「自らを恃(たの)み『自立』し、友愛によって他者と協働し目標達成を目指す力」を指します。共立女子大学では、学生の主体性や協働性を引き出すためのプログラムがこれまでも行われてきましたが、今後はこの概念を基にした体系的なリーダーシップ教育を確立します。
実務家との連携による演習型授業
新しく始まる「課題解決のためのリーダーシップ入門」は、グループワークを中心としたPBL型授業として展開されます。学生は自分らしいリーダーシップのスタイルを探求しながら、協働の中で基礎的なリーダーシップスキルを身につけることを目指します。また、現状分析や課題の発見、解決策の提案など、課題解決に関する基礎力を強化し、コミュニケーション力やプレゼンテーション力、討論力の育成も図られます。実施初年度には、全1年生を対象に、1クラス30人規模で54クラスを設ける予定です。
さらに、授業の運営には社会人ファシリテーターが参加し、日々の学びをサポートします。ファシリテーターは、組織開発や人材育成の現場で経験を積んだ実務家たちが担当します。
持続可能なリーダーシップ教育の未来
共立女子大学は、この取り組みを一時的なものにはせず、教育の質を持続的に向上させることを重視しています。2028年度からは専任教員が中心となりリーダーシップ教育を担う体制に移行する計画です。これにより、ファシリテーションの技術や考え方を教員自身が学び、学生に対しても円滑にリーダーシップ教育を提供できる基盤を整えます。
上級生が下級生をサポートする循環型の「LAA(Learning Assistant Apprentice)」制度も設けられ、リーダーシップ教育を受けた上級生が、受講生のサポートを行います。これにより、リーダーシップ教育の効果が倍増し、学生が実践的に学んでいくための環境が整います。
企業からの評価
共通教育センター長の藤田雅夫氏は、「下級生のリーダーシップを引き出す好循環が始まり、学生が就職先の企業から共立リーダーシップが高く評価されています。今後も『リーダーシップの共立』を一層推進します」と明言しています。
このような教育環境が整うことで、学生は将来のビジネスリーダーとしての素質を磨き、さまざまな課題においても対応できる強固な基盤を築いていくことが期待されます。
詳しい情報は共立女子大学の
リーダーシップの共立特設ページをご覧ください。