小学生女子のリアルなファッション事情！西松屋アンケート調査で明らかになった意外な真実とは？

小学生女子のファッション事情：西松屋アンケート調査から見えてきたリアル

西松屋が2024年1月、全国の小学校3年生から6年生の女子200名(各学年50名)を対象に実施した「ファッションに関するアンケート」の結果が発表されました。このアンケート調査では、小学生女子の洋服選びやファッションに対する意識、友達との関係性など、多角的に分析されています。その結果、意外な事実や興味深い傾向が明らかになりました。

自分で選ぶ、親が選ぶ？洋服選びの現状

まず注目すべきは、洋服選びの主体に関する結果です。実に61.2％の小学生女子が「自分が着る服は自分で選ぶ」と回答しました。一方で、38.3％は母親が選んでいると回答しており、親子の間で洋服選びの主導権が徐々に子に移行しつつあることがわかります。学年別に見てみると、中学年（3～4年生）では54.5％、高学年（5～6年生）では67.6％と、学年が上がるにつれて自分で選ぶ子どもが増える傾向が見られました。このことから、小学校高学年は、ファッションにおいても自立への過渡期にあると言えるでしょう。

お母さんの意見は重要！でも、自分らしさも大切に

では、自分で服を選ぶ際に、誰の意見を参考にするのでしょうか？アンケートでは、「お店で服を選ぶとき、誰の意見を参考にしますか？」という質問も含まれていました。その結果、62.1％の子が「お母さん」と回答しました。父親やその他の家族を合わせた割合はわずか1.5％と低く、母親の意見が洋服選びにおいて大きな影響力を持っていることがわかります。しかしながら、一方で約4割の子どもは自分の意思で服を選んでいると回答しており、親の意見を尊重しつつも、自分自身の好みやセンスを大切にしている小学生も多いようです。

ファッションは友達との会話のきっかけに

友達との会話においても、ファッションは重要な話題となっています。アンケートでは81.5％の子が「友達と私服について話す」と回答し、そのうち25.7％は「よく話す」と答えています。友達と「どこで買ったか」「好きな服の色やデザイン」などを話し合うなど、ファッションは友達との親密な関係を築く上でも重要な役割を果たしていると言えるでしょう。さらに、学年が上がるにつれて「よく話す」と答える割合も増加しており、年齢を重ねるごとにファッションへの関心が高まっていることが分かります。

憧れの存在は身近な友人？

では、小学生女子はどのような人のファッションを憧れの対象にしているのでしょうか？アンケートでは、「憧れの服を着ている人」として「友人など（34.7％）」が最も多く挙げられました。次いで、「インフルエンサー（33.3％）」「アイドル（30.6％）」「モデル（29.2％）」と、著名人が続きますが、身近な友人のファッションに憧れる割合が最も高いという結果になりました。これは、小学生女子にとって、友達との関係性がファッションにおいても重要な意味を持っていることを示唆しています。

ブランドよりも「かわいさ」が重要！

意外だったのは、ブランドへの意識です。77.2％の子が「ブランド名は気にしない」と回答しました。「自分がかわいいと思ったものを着たい」「見た目やデザインで選ぶ」という意見が多く、小学生女子はブランドよりも自分の好みや見た目を重視して服を選んでいることが明らかになりました。これは、純粋なファッション感覚に基づいた選択であり、大人のブランド志向とは異なる点と言えるでしょう。

西松屋と小学生女子のファッション

今回のアンケート結果を受けて、西松屋は「スクールサイズ衣料」に焦点を当てた新TVCM「憧れの人篇」を公開しました。CMでは、おしゃれな女の子が西松屋の服を着こなす様子が描かれており、同社の小学生向け衣料品への取り組みがわかります。西松屋は、ベビー用品のイメージが強いですが、小学生向けのアイテムも充実させており、幅広い年齢層のニーズに応えています。

まとめ

今回の西松屋によるアンケート調査は、現代の小学生女子のファッション事情を様々な角度から浮き彫りにしました。自分で選ぶ子が増えつつある一方で、母親の意見も参考にしていること、友達との会話や身近な人のファッションが影響を与えていること、ブランドよりも見た目やかわいさを重視していることなど、多くの興味深い発見がありました。これらの結果から、小学生女子のファッションへの関心の高さと、独自の感性を持つ世代であることが分かります。