新しいご当地落語
2021-10-04 12:00:18
9人の落語家が3日間で山形・福島の魅力を語る、新しい「ご当地落語」プロジェクト始動!
落語で地域を知る「ご当地落語」プロジェクト
最近、山形と福島の温泉地を舞台にした新しい試みである「ご当地落語」が注目を集めています。このプロジェクトでは、東京から招聘された9人の落語家たちが、地元の魅力を活かした新作落語を3日間の短期集中で制作し、発表します。これは、古典落語や新作落語とは異なる、地域に特化したユニークな試みです。
「ご当地落語」とは?
「ご当地落語」は、落語家が地元の人々と交流し、受け取った話を元にして新たなネタを創作するスタイルです。落語家たちは観光名所や文化財を訪れ、その土地のエピソードや風俗を掘り起こして落語を作り上げます。これにより、地域の魅力を、落語という形で広げていくのが目的です。
プロジェクトの意義
現在の観光業はコロナ禍を経て厳しい状況に置かれています。その中で「ご当地落語」は、地域住民と観光客の橋渡し役として機能し、温泉地の魅力を発揮することが期待されています。また、落語に馴染みのない若い世代にもアプローチし、落語の面白さを再認識させる試みでもあります。
プロジェクトの初回は、山形の小野川温泉にて2021年11月9日に行われます。落語会は各宿の旅館で開催されるだけでなく、オンライン配信も行われるため、全国の人々がリアルタイムで楽しむことができるのが大きなポイントです。一般の観衆は1,500円で落語を観覧でき、宿泊者には割引も用意されています。
地元の魅力を生かした出演者
今回のプロジェクトには、立川流の真打や落語協会の真打が登場します。たとえば、立川こしらや鈴々舎馬るこなど、実力派の落語家が揃っています。彼らは、温泉街の風情や地元特有の歴史を落語という形で表現することで、それぞれの地域の独自性を伝えようとしています。さらに、最優秀のご当地落語は後日YouTubeで公開し、広くその魅力を発信します。
地元住民とのふれあい
プロジェクトの一環として、落語家たちは地元住民との交流も大切にしています。地元住人から直に聞く話や笑い声は、落語のネタとしては書き記すことができない貴重な素材となります。これにより、「ご当地落語」は地域の人々の温かさやユーモアを反映したストーリーになることでしょう。
まとめ
「ご当地落語」は、単なる落語のエンターテイメントを超え、地域振興や住民との結びつきをもたらす取り組みと言えます。落語を通じて地域の魅力を再発見し、それを全国の人々に届けるこのプロジェクトは、一見の価値があります。この新たな試みに、皆さんもぜひ注目してみてください。
会社情報
- 会社名
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地元落語協議会
- 住所
- 山形県米沢市小野川町2493番地
- 電話番号
-
0238-32-2611