バランスボール活用の新しい取り組みが厚労省から評価

福岡市と企業が連携したバランスボール実証実験

最近、福岡市がスポーツオアシスやルネサンスとともに実施した「バランスボールを活用した転倒災害予防実証実験」が、厚生労働省主催の「SAFEアワード」でゴールド賞を受賞しました。この実証実験の目的は、公務員の転倒事故を減少させ、より安全で健康的な職場環境を整えること。実験では、福岡市職員100名が職場でバランスボールを使い、健康状態を改善させることが期待されました。

バランスボールの効果

福岡市職員たちは、バランスボールをオフィスの椅子代わりに使用し、休憩時間にはルネサンスが提供したバランスボールエクササイズを行いました。この取り組みにより、3ヶ月間で下肢筋力、バランス能力、敏捷性が向上し、転倒リスクが有意に低下したことが確認されています。

実験で使用されたバランスボールは、デザインに工夫がされており、リングを使った安定性が高められています。これにより、安心して職場に取り入れられたのです。

SAFEアワードとは

「SAFEアワード」は、労働災害防止や安全・健康増進のための取り組みを表彰する制度です。優れた事例を集め、その成果を広めることで、より多くの企業や労働者が同様の取り組みに参加できるよう促しています。また、企業等間連携部門は、複数企業・団体の共同による取り組みが評価されます。今回の実証実験は、その先進的な取り組みが一般投票でも支持を得た結果、最高評価に選ばれました。

今後の展開

スポーツオアシスとルネサンスは、2024年4月から企業グループとして連携を強化する予定です。これにより、本実証実験から得た知見やエビデンスを基に、全国の自治体や企業に向けて「バランスボールを活用した転倒予防プログラム」を展開する計画です。さらに、バランスボールに限らず、様々なフィットネス商品が家庭や職場での健康維持に寄与することも目指しています。

企業理念「Well-being First!」

スポーツオアシスは、企業理念として「Well-being First!」を掲げています。この理念は、個々人が充実した健康的な生活を送ることを支援し、持続可能な社会の実現を目指しています。アクティブなライフスタイルを提案するという挑戦を続けており、従来のスポーツジム運営に加え、オンラインフィットネスや家庭向けフィットネスの事業にも力を入れています。