エコな葬祭業の挑戦
2015-07-31 17:45:59
多摩中央葬祭が取り組む環境保全:エコアクション21認証の詳細
近年、葬祭業でも環境への配慮が欠かせない時代となっています。その中で、多摩中央葬祭株式会社はエコアクション21に認証され、持続可能な事業活動に取り組んでいます。これにより、葬儀サービスの質を保ちながら、さまざまな環境保全の施策を推進しています。
多摩中央葬祭は、2013年に社屋の外壁に壁面緑化を施しました。この取り組みは、建物周辺の温度上昇を抑え、エアコンの温度設定にもエコな影響を与えています。この壁面緑化は、公益財団法人東京都公園協会の支援を受けており、地域の景観改善と緑化意識の向上を図っています。
また、2014年には業務用の照明をLEDに変更し、電力消費を削減しました。加えて、ハイブリッド車の導入により、ガソリン消費とCO2排出量の削減にも対応しています。保冷剤の利用も進めており、一般的なドライアイスの使用を減らすことで、故人をより優しく扱う取り組みを行っています。
同社の保冷剤は、遺族や故人への配慮から選ばれており、高温での保冷が最小限に抑えられるため、損傷を防ぎながら、火葬時の有害物質の発生を抑制しています。また、保冷剤はイオンライフ株式会社の「イオンのお葬式」でも採用され、安心して選べる環境が整いました。
さらに、多摩中央葬祭では、思い出の品をリメイクして形に残すサービスも提供しています。故人の着物など、捨てがたい思い出を新たに価値あるものとして蘇らせることができるため、大切な品物を無駄にすることはありません。
葬儀に使用する棺は、国産の間伐材で製作されたエコ棺やトライウォールを選べるため、環境への影響を考慮しつつ、葬儀を執り行うことが可能です。これらの棺は、燃焼時のエネルギー消費を抑え、植林の寄付を行うことで地域環境の保護も図っています。
また、環境に優しいエコローソクやエコ線香も取り扱っており、植物性の原材料から製作されたこれらの製品は、煙をほとんど出さず、燃焼の過程でマイナスイオンを放出するため、環境に配慮しつつ、心に安らぎをもたらします。
多摩中央葬祭のように、環境保全に取り組む葬儀サービスは増えてきており、顧客が選べる選択肢も広がりつつあります。しかし、まだまだ納得のいく環境への配慮が求められているのも現状です。同社は、全日本葬祭業協同組合連合会や東京多摩葬祭業協同組合にも加盟しており、互いに連携しながら業界全体の環境意識を高めています。今後も関心を持って見守りたい取り組みです。
会社情報
- 会社名
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多摩中央葬祭株式会社
- 住所
- 東京都立川市錦町四丁目8番3号
- 電話番号
-
042-525-1230