CoreTissueが資金調達
2025-11-10 11:51:18

CoreTissue BioEngineering社が6.0億円の資金調達を実施し医療機器開発を加速中

CoreTissue BioEngineering社、6.0億円の資金調達を成功裏に実施



横浜市に拠点を置くCoreTissue BioEngineering株式会社(CTBE社)が、新たにおよそ6.0億円の資金を調達しました。この資金は特に膝前十字靭帯の再建手術に関わる医療機器の開発を促進するためのものです。

新たな株主として日本ハム株式会社及び三井住友海上キャピタル株式会社が参加し、彼らが参入する「MSIVC2025V投資事業有限責任組合」も設立されました。また、既存の株主も追加出資しています。このように多くの注目を集めるCTBE社の取り組みは、選択肢を広げる医療デバイスの開発を進めています。

CTBE社は、膝前十字靭帯再建手術時に使用される組織再生型靭帯(CT-ACL001)を開発中であり、昨年12月には臨床研究における「First-in-human」(FIH)を実施しました。これには患者への初回治療が含まれ、現在は安全性を確認するためのパイロット試験を進めています。

米国でのビジネス展開を目指して


資金調達の結果、CTBE社は米国での治験を準備しています。市場拡大を視野に入れたこの動きは、医療業界における彼らのプレゼンスを高める一環として重要です。また、大量生産技術のフィージビリティを考慮しながら、商用生産に向けたステップを加速させる計画です。これにより、アスリートやスポーツ愛好者への支援が期待されています。

新規出資者からの期待の声


日本ハムの取締役、副社長の前田文男氏は、CTBE社の技術が畜産由来の資源に新たな価値を与えることに期待を寄せており、ヘルスケアや医療分野でのビジネスの将来性を語っています。また、スポーツ医療領域への貢献が、アスリートのパフォーマンス向上に繋がることを信じていると述べています。

さらに、三井住友海上キャピタルの投資部マネージャー島﨑卓也氏も、CTBE社の技術が膝前十字靭帯の損傷を抱える患者に新しい選択肢を提供することを期待しており、世界中の患者の痛みを和らげるための努力に賛同しています。彼は、CTBE社が目指す日本発のグローバルな医療機器提供の実現に向けて全力で支援していくと語っています。

CoreTissue BioEngineering株式会社について


CoreTissue BioEngineering社は、2016年に早稲田大学からスピンアウトした医療機器スタートアップです。エンジニアリングと医学の融合により、脱細胞化技術を用いた組織再生型靭帯の研究開発に取り組んでいます。その技術は動物組織から免疫反応を引き起こす成分を除去し、自己の組織再生を促すことを目的としています。

これからのCTBE社の進展に、目が離せません。全てのアスリートとスポーツ愛好者に寄り添った医療デバイスを世に送り出す彼らの挑戦は、今後の医療機器市場においても重要な意義を持つと信じています。

CoreTissue BioEngineering社の詳細はこちら


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会社情報

会社名
CoreTissue BioEngineering株式会社
住所
神奈川県横浜市鶴見区末広町1-1-43ライフサイエンス研究センター301
電話番号
045-642-5455

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