アートワーカー(企画者)向けプログラム「CRAWL」開催レポート
リクルートホールディングスが運営するアートセンターBUGで、アートワーカーを対象としたプログラム「CRAWL」が開催されます。このプログラムは、アートに関わる企画者が集まり、互いに協力し合って新たな作品を生み出すことを目的としています。本イベントでは、プログラムの成果が展示され、観客との交流も楽しむことができます。
「CRAWL」って何?
「CRAWL」は、アートワーカー向けの独自プログラムであり、企画書を用いたコミュニケーションや、メンターとの意見交換、参加者同士のレビューなどを通じて参加者のスキル向上を目指しています。このプログラムは、アートを実行することに重きを置き、参加者が自らの考えを形にするための平等な機会を提供することにフォーカスしています。
このプログラムでは、参加者がブラッシュアップした企画書を元に投票が行われ、選ばれた2つの企画が1年近い準備期間を経て実施されます。それにより、アートの実践を通じて文化芸術の新たな可能性を探求しています。
今年の選出企画について
今年度は、以下の2つの企画が選出されました。
キベラ“スラム”から見つめる世界
- - 期間:2026年4月25日(土)〜5月31日(日)
- - 企画者:坂田ミギー
このプロジェクトは、ケニアのナイロビに位置するキベラスラムに住む若者たちが、自らの目で捉えた現実を写真と映像によって表現します。彼らはこれまでの「語られてきた存在」から、「語る主体」として立ち上がり、自らの生活や希望を記録することで、スラムのイメージを再定義する試みです。展示では、100点以上の作品と解説映像が展示され、さらに若者たちに質問を投げかけ、対話を促す機会も設けられています。
ドゥーリアのボールルーム
- - 期間:2026年6月10日(水)〜6月28日(日)
- - 企画者:も
この企画は、異なる表現と人々が同居する空間で、ドラァグクイーンのパフォーマンスや医療に関わる人たちが同時に存在します。観客は、展示とパフォーマンスの相互作用を通じて、他者の存在を体験しながらも、特別な知識や理解を必要とせず、その場にいることを楽しむことができるのです。
プログラムの意義
CRAWLはアートが持つ力をより多くの人々とシェアし、参加者たちに新たな視点や経験を提供することを目指しています。参加者同士のネットワーキングやピアレビューを通じて、互いにインスパイアしあいながら、アートの新たなビジョンを形成していきます。これらのプロジェクトを通じて、アートの未来を考え、文化芸術の役割を見つめ直すきっかけを提供するのです。
参加者の声
坂田ミギーは、このプログラムについて次のように語っています。「参加者たちが自らの声を持ち、表現する力を育む場を提供することがCRAWLの目的です。これを通じて、私たちは新たな価値観や視点を社会に向けて発信していきたいと考えています。」
観覧希望者は、公式ウェブサイトやSNSを通じて詳細を確認し、予約を行うことができます。アートを通じて、異なる文化や価値観と触れ合う貴重な機会をお見逃しなく。