新たなクラウドサービス『ラボトコネクト』の登場
近年、歯科技工所と歯科医院の間でやりとりされる情報が増加し、業務における確認作業が複雑化しています。この現状を打破するために、株式会社CAK3が新たに提供するサービス『ラボトコネクト』が注目されています。これは、技工所と歯科医院の情報共有を簡単かつ効率的に行うことを目的としたクラウド型プラットフォームです。
背景:増そうとする日々の確認業務
技工所と歯科医院の間では、技工物の納期、休業日、注意事項、キャンペーン情報など多岐にわたる情報が日常的にやりとりされています。しかし、特に小規模の技工所では、これらの情報を電話や紙で伝える作業が繁忙となり、業務の効率が低下する一因となっています。特に、納品予定日や連絡事項の確認に煩雑さが増している現状があります。
課題:情報の取り扱いが属人的
従来、多くの技工所は、情報を紙のチラシとして配布する方法をとっていますが、受け取った側にとっては、必要なときに情報が手元にない場合も多く発生しています。結果、「以前もらった資料をもう一度見たい」というような問い合わせが頻発し、再確認の手間を生んでいます。
加えて、歯科医院側も納期確認や会計時において、技工所によって異なる納期設定や計算方法に振り回されることが多く、ストレスを感じる場面が少なくありません。
解決策:クラウドサービスでの一元管理
新たに開発された『ラボトコネクト』は、こうした問題を解決するためのサービスです。技工所は、納期、休業情報、お知らせ、キャンペーン情報を一元的にまとめて掲載することができ、歯科医院側は、必要な時に気軽にアクセスして最新の情報を確認できる仕組みを実現しました。これにより、技工所が個別に連絡する負担が軽減され、双方の業務効率向上が期待されます。
『ラボトコネクト』のメリット
このサービスでは、技工物ごとの最短納品日を自動的に表示する機能も含まれています。歯科医院は、納期の計算を悩まずに、URLやQRコードから簡単にアクセスすることができるため、忙しい業務の中でも手間が省けます。加えて、納期表や休業日、キャンペーン情報なども整理されており、一度設定すれば継続的に情報が共有されるという利点があります。
適応の広がり:デジタルトランスフォーメーションの一歩
『ラボトコネクト』は特に、技工所が無理なくデジタルトランスフォーメーションを進める一助となることが期待されています。CAD化などのデジタル化が進んでいる商業環境で、まずは日々の情報管理から取り組むことができる点が大きな特徴ですよね。それによって、技工所は新たな顧客ニーズに応えられるように進化できるのです。
これからの展望
『ラボトコネクト』は、歯科技工所の負担を軽減しつつ、歯科医院との信頼関係を深めるための強力なツールとなるでしょう。情報が整理され、アクセスしやすくなることで、双方にとっての業務の透明性が高まります。新たにサービスが開始されるこの機会を通じて、業界全体が進化していくことが期待されます。