5Gの認知度と実態 - 最新調査結果
最近の5Gに関する調査では、その認知度が驚異的な99.2%に達していることが明らかになりました。高年層を中心に多くの人が5Gについての知識と期待を持っていますが、実際に5G対応端末を所持している人はわずか17.1%であり、実際に5Gを体験したことがある人は11.2%にとどまっています。このギャップは、消費者の5Gに対する興味と実体験の乖離を示しています。
認知度の詳細
調査では、10代から70代までの男女750名にアンケートが実施されました。結果、5Gについて内容まで理解している人は7.2%と少数でしたが、「内容もなんとなく理解している」または「言葉だけ知っている」を含めるとほぼ全ての人が5Gを認識していることが分かります。特に、50代から60代の高年層では、内容を理解している割合が高かったものの、全く知らない人も一定数いました。
5G対応端末の所持率
5G端末を持つ人の割合が17.1%にとどまっていることからも、まだ一般に普及していないことが見受けられます。年代別に見ると、やや20代が多い結果となりましたが、全体では大きな差はないようです。これにより、5Gが普及するにはまだ時間がかかる見込みです。
実際の体験者の割合
5Gを実際に体験したことがある人の割合は11.2%と、所持率よりも少ない結果に。この背景には、5G対応エリアが極めて限定的であることが影響していると考えられます。年代別では20代の体験率が若干高く、これは所持率とも関連していると言えるでしょう。
通信速度の感想
5Gの通信速度についての率直な意見も興味深い結果でした。体験者の中で「今までと比べ物にならないくらい速い」と回答した人は11.9%でしたが、ポジティブな意見として「今までより速い」「速い気がする」を加えると、72.6%に達しました。一方で、「4Gとあまり変わらない」との意見が23.8%、さらに30%近くの人々がネガティブな意見を持っていることも分かりました。
5Gで生活が変わるとの期待
5Gを実際に体験した人々は、その影響で生活が変わると考えている割合が高いことも調査で示されました。これは5Gに対する期待感が高まっているということでしょう。
今後の購入意向
5G対応端末の購入予定について調査したところ、最も多かったのは「次のスマホ買い換え時」で40.8%という結果でした。全エリアが5G対応になったタイミングでの購入を考えている人は24.3%、4Gで満足しているため特に予定はないとの回答が17%で、「全く考えていない」は8.8%でした。このことから、5Gの普及には時間がかかると見込まれます。
結論
この調査からは、5Gの認知度は高いものの、実際の所持や体験はまだ浸透していないという現状が浮かび上がってきました。特に通信速度についてはユーザーの評価が分かれており、今後の下地となるエリアの拡充と共にユーザー満足度も要注目です。
調査概要
- - 調査主体: WAKARU WiFi.com
- - 調査方法: クラウドソーシングサイト上のアンケート
- - 調査対象: 10代〜70代男女750名
- - 実施期間: 2021年7月6日~2021年7月9日
この内容はWAKARU WiFi.comの調査に基づいており、引用の際は公式ページをご参照ください。