医療現場のカスハラ問題を考えるワークショップが開催
2026年8月1日(土)と2日(日)、大阪府枚方市の総合文化芸術センターで、第33回日本産業精神保健学会が開催されます。この学会では、カスタマーハラスメント(カスハラ)に対する具体的な対策を議論するワークショップが行われ、一般社団法人日本男性看護師會の代表理事、坪田康佑氏がコメンテーターとして登壇します。
ワークショップの重要性
医療現場では、患者やその家族からの暴力や要求が後を絶ちません。カスハラの影響は、医療従事者のメンタルヘルスに深刻な影響を与えており、これに対する支援をどう形にするかが問われています。今回のワークショップでは、架空の被害事例を用い、病院職員をどう支えていくかをトラウマインフォームドな視点から考察します。
登壇者について
坪田康佑氏は、看護師や保健師の資格を有し、国際医療福祉大学大学院の博士課程にも在籍しています。彼は年間50本以上の講演活動を行い、世間的にも影響力のある人物です。彼の経験や知見は、ワークショップにおいて非常に重要な役割を果たすでしょう。
彼は「看護師のための『ペイシェントハラスメント』予防・対応BOOK」という著書も出版しており、医療現場におけるハラスメントの問題に対して積極的に取り組んでいます。
カスハラ防止条例の施行
2025年4月には東京都でカスハラ防止条例が施行され、今後の方向性として「個人の我慢」から「組織の責任」へと変わっていくことが期待されています。この施策により、医療現場におけるハラスメント対策が一歩進むことになります。
支援の仕組みの構築
しかし、ハラスメントの被害を受けた職員への支援は、短期的な対策に左右されがちです。精神的な回復や職場復帰には、長期的に「支え続ける」仕組みが必要です。本会は、医療現場で安全に働ける環境作りのために、カスハラに対する署名活動を行ってきました。
今後も、看護職員が安心して働けるための環境作りに努めていく必要があります。
ワークショップの概要
このワークショップでは、具体的なケースを通じて、被害職員を支えるために関係者が取るべき行動を議論します。これにより、医療現場でのカスハラ対策の具体化を図ります。
事前申込制で定員に達したため、現在は受付が終了していますが、今後の活動に注目が集まります。
まとめ
医療現場におけるカスハラ問題は、改めて考えるべき重要なテーマです。坪田康佑氏の指導のもと、多くの知見が共有されることが期待されます。これからの医療現場が、どのようにハラスメント対策を進めていくのか、一人一人の意識を高めていく場とすることが求められています。さらなる支援と具体策の構築が待たれる中、今後も注目が必要です。