忙しくてもできる!新津春子流掃除術
11月25日に発売される『NHKまる得マガジンMOOK タオル1枚でピカピカ!新津春子流おうち掃除術』が話題になっています。著者は、羽田空港の清掃員である新津春子さん。彼女の掃除法には、忙しい現代人が実践しやすい「疲れない掃除術」というテーマがあります。
生活の中の汚れをどうにかする
36年にわたって清掃に従事してきた新津さんは、キッチンや玄関といった生活の中でよく汚れる場所について、効率的な掃除方法を提案しています。特に、シンクの水垢や冷蔵庫の野菜くず、玄関の靴箱など、見過ごしがちな汚れを放置することで逆に手間がかかることが多いことを説明しています。初めは小さな汚れが、時間が経つにつれ落ちにくくなり、その結果、掃除を敬遠したくなる負の連鎖を生むことに警鐘を鳴らします。
プロの技を家庭に取り入れる
本書では、新津さんが考案した「ちょこちょこ掃除」という、こまめに掃除をする方法が紹介されています。これは、日常生活の中でこまめに水拭きをすることで、掃除の手間を減らすアイディアです。また、ガラスや壁などの広い面を拭く際には“重心移動拭き”という技を使うことで、体への負担が少なくて済むことを説明しています。
さまざまな掃除道具の活用
新津さんは、タオル以外にも掃除に使えるさまざまな道具を紹介しています。たとえば、食器用洗剤を使っての効率的な掃除法も提案し、掃除に必要な物についても具体的なアドバイスを提供しています。
目次からわかる内容
本書は全96ページのオールカラーで、以下のような内容で構成されています。
- - 掃除を楽にする5つのステップ
- - 掃除が楽になるタオル使い
- - ちょこちょこ掃除を習慣化しよう
- - きれいな状態を長持ちさせる方法
- - 汚れをためないための予防法
健康と節約を意識した掃除
さらに、掃除は単に見た目をきれいにするだけではなく、健康や節約にもつながることを伝えています。ダニやカビの予防といったアプローチは、日常的な掃除の重要性を再認識させてくれます。年末の大掃除に向けて、いかに楽に準備を進められるかが鍵になります。
著者:新津春子さんのプロフィール
新津さんは、羽田空港という清掃の現場で長年にわたる経験を持っています。彼女は中国の瀋陽に生まれ、17歳で日本に渡り、高校に通いながら清掃の仕事をしてきました。1997年には全国ビルクリーニング技能競技会で最年少優勝という偉業を成し遂げ、その後も清掃の指導者や環境マイスターとしても活躍しています。
購入情報
本書はNHK出版から発売され、定価は1,210円(税込)です。ご興味のある方は、ぜひ手にしてみてください。新津春子さんの掃除術が、日常の暮らしをもっと快適にしてくれることでしょう。