積彩がまとう革新のデザイン
株式会社積彩は、2025年4月にイタリア・ミラノで行われる「ミラノデザインウィーク」に参加します。出展テーマは「Maximal Design」。これは、彼らが新たに追求している、3Dプリント技術を基にした革新的なCMF(Color, Material, Finish)デザインの提案です。
出展内容
積彩が誇る多色3Dプリント技術を駆使したCMFライブラリの展示が行われます。特に注目すべきは、株式会社イトーキとの共同開発による『SENSE BAR』です。この作品は、現代のインテリアトレンドを取り入れたCMFサンプルを含んでおり、その美しさと実用性は一見の価値があります。
これまでのCMFデザインは「素材を集め、分類する」ことが一般的でしたが、積彩は3Dプリンティングの技術を使って、目的に合ったCMFを新しく創出する手法を目指しています。彼らの技術によって、製造から後加工までを一体化するユニークなプロセスが確立され、コストと環境負荷を低減しながらも、さらなるデザインの自由度を実現しています。
画期的な展示
展示会場では、3DプリンターによってCMFが実際に作られる過程を観察できることも魅力の一つです。他の展示品とも相まって、技術と芸術の融合を目の当たりにする機会は貴重です。
浮世絵にインスパイアされたUKIYOE
また、展示されるプロトタイプの一つ『UKIYOE』は、日本の浮世絵の色彩とグラデーションを再解釈した作品です。日本の伝統美を3Dプリント技術で具現化することで、奥行き感を纏った新しい空間体験が楽しめます。
Maximal Designとは
今回は「Maximal Design」という新しいデザイン哲学に基づいてプレゼンテーションが行われます。これまでのミニマルデザインが主流だった時代において、あえて装飾の重要性を再確認し、新しい価値観を打ち出します。
積彩の3Dプリンティング技術によって、装飾を加えても製造コストを引き上げることなく、自由なデザインの追求が可能となるのです。この革新により、心を響かせるような装飾が生まれ、多くの人々に問いかける「装飾とは何か?」の答えに迫ります。
会場での体験がどのような未来のデザインに寄与するのか、積彩の挑戦にぜひ触れてみてください。
展示会詳細
- - 日程: 2025年4月8日(火)〜 13日(日)
- - 時間: 9時30分〜18時30分
- - 会場: FIERA MILANO–RHO, PAVILIONS 5/7
- - ブース番号: F03
株式会社積彩について
積彩は、3Dプリンティングを専門としたデザインスタジオです。彼らはコンセプトからデザイン、製造までを一貫して手がけ、魅力的な空間体験を創出しています。特に、独自の3Dプリント着色技術を駆使したサーフェスデザインは、多彩な表情を生む驚きの技術です。この責任ある革新は国内外で高い評価を受け、多くの賞を受賞しています。
株式会社積彩のウェブサイト
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