臼杵干潟のアサリ
2025-09-16 14:29:36

臼杵干潟でアサリ復活!干潟を守る活動を体験

臼杵干潟でのアサリ復活活動



大分県臼杵市の美しい干潟で、アサリの復活に向けた重要な取り組みが行われました。この活動は一般社団法人うみらいふが主催し、地域の高校生や漁業関係者が一体となって参加したものです。2025年9月9日、約3万3千個のアサリの稚貝を移植する作業が行われました。このプロジェクトは、次世代に豊かで美しい海を引き継ぐことを目的とし、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として実施されています。

アサリ復活プロジェクトの背景


この取り組みは、2023年から大分県と臼杵市が力を合わせて進めている「臼杵干潟アサリ復活プロジェクト」の一部です。今回の活動は、9月8日から9日までの2日間にわたり、合計約12万3千個の稚貝の移植を行いました。乾燥した天候の中、参加者全員が協力し、稚貝を移植するために臼杵川河口干潟へ向かいました。

移植作業の詳細


移植作業は13時30分から開始され、参加者は成人として選ばれた漁業者や高校生合わせて25名です。参加者は、山口県から仕入れた人工種苗の稚貝をバスケットに入れ、干潟に運びました。一つのバスケットには750個から2千個の稚貝が入り、運搬の際には体力を要しましたが、無事に目的地にたどり着きました。

移植作業の実施


稚貝が運ばれた後は、被覆網を利用して一面20㎡のエリアに均等に配置しました。この被覆網は、波や海の生物からの捕食から稚貝を守るために重要です。また、藻などが繁茂している場合はそれを取り除くなど、アサリが健やかに成長できるよう環境づくりに努めました。今後は、定期的なメンテナンスや周囲の環境確認を行い、アサリの生存率を高めるための管理が続きます。

参加者の声


活動に参加した学生たちは、自身の体験を通じて得た感想を共有しました。「アサリがうまく成長してくれればいいと思いました。」や「プロジェクトを未来へ引き継ぎたいという感想」を述べるなど、次世代の人間としての意識を持っていることが伺えました。また、関係者からも「基本的なことを学んでもらうことで、プロジェクトへの興味を深めてほしい」との願いが述べられました。

海の未来に向けて


このプロジェクトは、ただの稚貝の移植だけではなく、海洋環境について考え、地域に貢献しようとする仲間たちの絆を深めています。一般社団法人うみらいふは、海洋環境の重要性を地域の人々に意識させるために様々な活動を行っており、今回の取り組みもその一環です。

私たち一人一人の行動が、海を守り、未来の世代へつなげる力になると信じています。今後も、この活動を通じて多くの人が海とのつながりを感じ、環境保護に取り組むことが期待されています。


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