オイシックスとシダックスがタッグを組み、学童保育の昼食問題を解決!
食品宅配サービスのオイシックス・ラ・大地と総合サービス企業のシダックスグループが、2024年7月22日から夏休み期間中の学童保育向け昼食提供サービスを開始しました。
このサービスは、シダックスグループの学童保育受託施設約500箇所で展開され、オイシックスが監修したお弁当を提供することで、保護者の昼食準備負担を軽減することを目指しています。
両社の強みを生かした、安心安全なサービス
シダックスグループは、長年学童保育の受託事業に取り組んでおり、待機児童解消やコロナ禍における延長保育など、様々な課題解決に貢献してきました。一方、オイシックスは食品宅配を通して培ってきた商品開発の知見を活かし、安全で美味しいお弁当を提供します。
両社の連携により、お弁当の製造から運営施設への配送までをワンストップで行うことが可能となり、保護者は安心して質の高いお弁当を子供たちに届けられます。
テスト運営で培ったノウハウを活かした、子供も喜ぶお弁当メニュー
本格導入に先立ち、2024年1月と3月に埼玉県、神奈川県、北海道、秋田県など、全国10カ所の学童保育施設でテスト運営を実施しました。
スタッフや子供たちの意見を反映し、学童保育専用のお弁当メニューを開発。子供たちから「美味しかった」「こんなお弁当があると嬉しい」といった声が寄せられ、夏休み期間の本格導入に至りました。
学童保育の昼食提供は喫緊の課題
近年、学童保育の利用者は増加傾向にあり、2023年5月時点で過去最多の140万人を超えています。しかし、小学校が長期休暇となる期間は、子供たちの昼食が大きな課題となっています。
2023年5月に行われたこども家庭庁の調査によると、昼食を提供している学童保育は全体の22.8%にとどまり、多くの施設では保護者がお弁当を用意したり、近隣の弁当店から配送したりするなど、負担が大きい状況です。
オイシックスとシダックスによるこのサービスは、保護者の負担軽減だけでなく、学童保育スタッフの業務負担軽減にも貢献することが期待されています。
今後の展開
両社は、今後も連携を強化し、食領域における課題解決に積極的に取り組んでいく予定です。
今回のサービスは、学童保育における昼食問題の解決に大きく貢献するだけでなく、食の安全や安心、そして子供たちの健やかな成長を支える取り組みとして、注目を集めています。