コロナを乗り越え、途上国の起業家支援を目指すCSIチャレンジ3
社会が困難な状況に直面する中で、世界各国の社会起業家への支援がますます重要になってきています。今年で3回目を迎える「CSIチャレンジ3」は、そんな起業家たちの取り組みを広く知ってもらい、支援していくことを目指しています。このイベントには、世界の26カ国から104社が応募し、最終審査会を12月12日にオンラインで開催します。
起業家の活動内容
最終審査に進むファイナリスト6社は、どのような挑戦をしているのでしょうか。例えば、パレスチナ自治区ガザ地区に拠点を置くGGatewayは、ITアウトソーシングを展開し、若者たちにITスキルの教育を提供しています。これにより、地域の雇用創出に貢献し、若者の自立を応援しています。
また、シエラレオネのMosabiは、インフォーマルセクターの起業家向けにオンライン教育を提供。この取り組みにより、利用者のデータを金融機関と共有し、資金調達へのアクセスを支援しようとしています。彼らの活動は金融の壁を越え、事業の成長に貢献するものです。
衛生や医療へのアプローチ
インドのSirona Hygieneは、女性が直面する衛生問題に対して製品を通じた解決策を提供します。「Pee Buddy」や「Reusable Menstrual Cup」など、女性が安心して生活できる環境作りに寄与しています。また、Janitri Innovationsは妊婦の健康を遠隔で管理する製品を提供し、医療機関との連携を強化しています。
ミャンマーのGreenovatorは、農業の生産性向上に寄与するため、モバイルアプリを活用したサービスを展開中です。インドネシアのDu Anyamは、伝統工芸品の販売を支援し、農村部の職人を企業とつなぐことで収入の増加を図っています。これらすべての取り組みが、特にコロナ禍でのサポートを必要としている人々への支えになっています。
優勝企業への支援
優勝する企業には、最大5万ドルの社会的投資が行われ、さらにはビジネスモデルに対するアドバイスやインキュベーションサポートが提供されます。これにより、彼らの事業が持続可能な成長を遂げる手助けをするのです。
イベントの詳細
このような重要な取り組みを広く知らせるために、オンラインでの最終審査会が実施されます。参加費は1500円で、誰でも気軽に参加することが可能です。特にこのイベントは、コロナ禍で奮闘する社会起業家たちをサポートし、持続可能な未来を共に築くための貴重な機会となります。詳細な情報と参加申し込みについては、
こちらからご覧いただけます。
クラウドファンディングによる支援
加えて、起業家への資金調達のため、クラウドファンディングも実施されています。すでに多くの方々から552万円の支援が寄せられており、目標金額を大きく上回る成果を上げています。これにより、イベントの成功がさらなる社会的インパクトを生むことに期待が寄せられています。
まとめ
「CSIチャレンジ3」は、社会起業家たちが抱える諸問題に光を当て、彼らのビジョンを支援するために立ち上がる大きな舞台です。私たちもまた、その一助となるべく参加し、共により良い未来を描くことに貢献しましょう。今こそ、つながりとサポートが求められる時代です。