ダーナビレッジが目指す未来
福島県西会津町の美しい里山に根ざしたDana Village(ダーナビレッジ)は、最近、環境省グッドライフアワードの「環境大臣賞優秀賞」を受賞しました。このアワードは、環境と社会の未来に向けた優れた取り組みを表彰するもので、全国から多くの応募がありました。ダーナビレッジは、里山の自然を利用した農業や教育、多国籍なコミュニティの運営に力を入れており、これらが高く評価された結果です。
代表の小川美農里さんは、「会津地方の豊かな自然とコミュニティに感謝しています」と語り、これからも“人と地球のウェルビーイング”を実現するための取り組みを続ける意向を示しました。
ダーナビレッジの取り組み
受賞対象となるのは「福島から始まる、人と地球を健康にする里山再生モデル事業」で、これを通じて以下の活動を行っています:
1.
自然と調和した農的暮らし:無潅水有機農法を用いて、オーガニックメロンやミニトマトを生産。これらはエコフェスタで2年連続日本一に輝きました。
2.
滞在型コミュニティの運営:地域と都市をつなぎ、様々な人々が集まる場を提供し、相互交流を深めています。
3.
教育と健康の融合:農・暮らし・教育・医療を結びつけるプラネタリーヘルスの拠点として、現代のニーズに応える取り組みを推進しています。
4.
国際連携の深化:国内外から訪問者を受け入れ、学びの場を提供し、多世代間の交流を促進しています。
里山農業の特徴
ダーナビレッジの農業は、地域の特性を活かしたもので、無潅水有機農法を用いています。米糠や落ち葉といった未利用資源を利用したこの方法は、環境にも優しく、持続可能な農業モデルを提供しています。例えば、ダーナビレッジのメロンは抗酸化物質が高く、ビタミンCなどの栄養価も優れています。
未来に向けたビジョン
今回の受賞を機に、ダーナビレッジでは以下の活動をさらに強化する予定です:
- - 研修生や移住希望者の受け入れを拡大し、里山を学ぶ機会を提供します。
- - "Dana Family"と呼ばれるサポーターコミュニティを育成し、消費者と生産者の繋がりを強めます。
- - 国内外のエコビレッジとの協力を深め、地球市民を育成します。
- - 企業や学校とのプログラムを充実させ、未来の暮らしのモデルを発信し続けます。
ダーナビレッジはこれからも、福島の里山から世界をつなぐ取り組みを続けていきます。地元の人々と共に再生の拠点として活動を行い、人と地球のより良い未来を実現していく所存です。受賞式は2025年12月6日(土)にオンラインで開催される予定です。詳細は、公式サイトをご覧ください。
公式サイト