GSXが新たに「実践的DevSecOps入門講座」を開講
グローバルセキュリティエキスパート株式会社(GSX)が、開発・運用においてセキュリティを統合した新しい手法であるDevSecOpsを学べる「SecuriST™ 実践的DevSecOps入門講座」を開設しました。これにより、既に2万人以上の受講者を持つGSXのセキュリティ教育プログラムに新たな選択肢が加わりました。
DevSecOpsとは?
DevSecOpsは、開発(Dev)、運用(Ops)、セキュリティ(Sec)を統合した新しい開発手法で、アプリケーション開発における迅速性と安全性を両立させることを目的としています。特に、開発プロセスの初期段階からセキュリティ対策を講じる「シフトレフト」戦略を重視しており、これにより脆弱性の早期発見・修正を実現します。
現在、国内のITエンジニアは144万人いるとされますが、DevSecOpsを活用している企業はまだ22.2%にとどまっています。これは、急速に進化する技術に対応するためのセキュリティ教育が求められていることを示しています。
講座の特徴と内容
本講座は、日本のサイバーセキュリティ領域での第一人者である上野宣氏が監修を務めており、受講者は最新のセキュリティ対策に関する知識と実践力を短期間(2日間)で習得します。具体的なカリキュラムには、GitHubを利用したCI/CD環境の構築やDockerの導入、さらには静的解析や動的解析に関する演習が組まれています。
また、この講座では、実践的なサポートを提供するために、座学だけでなく実習を中心にし、受講者が即戦力として活躍できるような環境を整えています。
セキュリティ文化の定着を目指して
「SecuriST™ 実践的DevSecOps入門講座」では、ただ技術を学ぶだけでなく、DevSecOpsの文化を組織内に根付かせ、開発チームとセキュリティチームの協力によってセキュアなソフトウェアの提供を目指すことがテーマとされています。受講者は、セキュリティを開発の障害ではなく、品質向上の一環として取り入れる方法を探求します。
ウェビナーの開催
この新しい講座の開講を記念して、ウェビナーも開催されるとのことです。ウェビナーでは、DevSecOpsの導入ステップや利点について上野氏自らが解説します。興味のある方は、ぜひこの機会に参加されることをお勧めします。
まとめ
GSXの「SecuriST™ 実践的DevSecOps入門講座」は、IT業界におけるセキュリティ人材の育成を進めるための重要なステップとなるでしょう。変化し続けるビジネスニーズに則したセキュリティ教育を受けることで、受講者は今後の職務で必要な実践力を身に付けることができます。社会全体でのサイバーセキュリティの意識向上が必要とされる中、この講座の提供は非常に重要です。今後の展開に期待がかかります。
詳しい情報については、GSXの公式ウェブサイトをご確認ください。