琵琶湖博物館でニュウハクシミが確認され滋賀県初のケース
琵琶湖博物館での発見
最近、滋賀県にある琵琶湖博物館で興味深い発見がありました。同博物館で見つかった小さな生物の中から、2匹がニュウハクシミ(Ctenolepisma calvum)として同定されました。これは滋賀県において、初めての報告となります。ニュウハクシミは主に紙に被害を与える外来種の害虫として知られており、その強力な繁殖力が懸念されています。
ニュウハクシミの特性
ニュウハクシミは、単為生殖を行い、オスがいなくてもメスだけで繁殖できる特性を持っています。このため、個体数が一度増えると、完全に駆除することが非常に困難になります。彼らは紙や衣類を好んで食べるため、博物館の重要な資料やコレクションに危害を及ぼす可能性がありますが、直接的な人間への危害は確認されていません。
博物館の駆除作業
琵琶湖博物館は発見後、速やかに対応に乗り出しました。発見された地区や展示室を含む広範囲にわたる清掃が行われ、防虫蒸散剤が展示ケース内に設置されています。また、東京文化財研究所から提供された防除用キットも使用され、経過を観察しています。現時点では新たな個体は確認されていませんが、引き続き注意が必要です。
発見の背景
この発見は、令和7年11月14日に行われたもので、東京文化財研究所の専門家による形態観察によって確認されました。見つかった3匹のうち2匹がニュウハクシミと認定されたものの、残りの1匹は遺伝子解析が進められています。ニュウハクシミは、これまで日本全国で分布が報告されており、令和4年にはわずか5都道府県で確認されていたのが、令和7年9月末時点では19都道府県にまで広がっており、この急速な拡散に警戒が必要です。
専門機関の見解
東京文化財研究所によると、ニュウハクシミが増加すると博物館資料に大きな影響を及ぼす可能性があります。特に、文化財や歴史的資料は、長期保存が求められるため、駆除対策が急務です。また、地域における周知活動や対策が必要とされています。関係者は、この問題に真剣に取り組み、引き続き監視を続ける意義を強調しています。
結論
琵琶湖博物館でのニュウハクシミの確認は、滋賀県において新たな課題をもたらしました。施設としては、資料を守るための徹底した駆除と防止対策を行っています。今後も状況の変化に注意を払い、必要な対策を講じていくことが求められています。私たちもこの問題を他人事とせず、注意を払いながらその動向を見守る必要があります。
会社情報
- 会社名
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滋賀県立琵琶湖博物館
- 住所
- 滋賀県草津市下物町1091番地
- 電話番号
-
077-568-4811