産業用次世代インフラの新たな一歩
株式会社ISL Networksと日本システム開発が共同で「フィジカルAI開発環境構築、開発支援サービス」を開始しました。このサービスは、製造業の工場や物流倉庫でのAGV(自動誘導車)やAMR(自律移動ロボット)、産業ロボットのフィジカルAI環境を構築することを目指しています。
フィジカルAIの重要性
フィジカルAIとは、AIが現実世界のデータを認識し、判断を行う技術です。特に製造業においては、AGVやAMRが工場内を効率的に移動したり、荷物を搬送したりする場面で、フィジカルAIの活用が期待されています。しかし、フィジカルAIの導入には様々な技術的チャレンジが伴います。例えば、3Dモデルの作成、デジタルツインの構築、AIモデルの開発など、多くの要素を考慮する必要があります。これまでは、フィジカルAIの環境構築や開発に必要な専門知識を持つエンジニアが不足しており、企業は外部のサポートを必要としていました。
新しいサービスの内容
ISL Networksと日本システム開発は、シミュレーション環境を活用し、段階的に実機への移行をスムーズに行うための支援を提供します。具体的なサービス内容は以下の通りです。
1.
シミュレーション環境の構築
工場や倉庫の3Dモデル化や、Isaac Sim、Isaac Lab、Omniverseを利用したシミュレーション環境の設計・構築を行います。これにより、AI学習に必要な環境が整います。
2.
フィジカルAIモデルの開発・学習支援
シミュレーションを通じて、多量の学習データを生成し、AIモデルの開発や評価を行います。特にAGVやAMRに関する経路計画や障害物回避のモデル開発も手掛けます。
3.
ロボット制御の支援
ROS/ROS 2を用いたロボットの制御ロジックの開発及び実機への移植を支援します。
このサービスによって、企業は自社の現場に即したフィジカルAIの導入が実現できると期待しています。
具体的なユースケース
以下のようなシミュレーションや学習が可能です:
- - バーチャル空間での工場設計やシミュレーション実施
- - AGVやAMRの経路最適化と障害物回避
- - 工場のレイアウト変更前の搬送シミュレーション
- - ロボットアームの操作動作学習
- - AIモデルの実機導入前の検証
このように、企業のニーズに応じた多様なケースに対応しています。
企業の役割
ISL Networksは、産業用5Gを活かしたインフラ構築の専門性を持っています。工場や物流現場のテーマ整理や、PoCの設計も支援。日本システム開発は、フィジカルAIやロボット制御に関する技術力を活かし、シミュレーションの構築からAIモデル開発までを請け負います。
お問い合わせ窓口
フィジカルAIに関する相談は、両社の共同窓口で受け付けています。具体的なテーマが未定でも、フレキシブルに対応しますので、お気軽にご連絡ください。
会社情報
- - ISL Networks: 産業用5Gおよび次世代通信インフラの開発・提供を行う企業。
- - 日本システム開発: ソフトウェア開発を専門とする企業で、特にAIやロボット技術に強みがあります。
両社の連携により、産業界におけるAIの活用が加速することを期待しています。