学びの場としての新たな挑戦
井上慎平さんと岩佐文夫さんが共同で立ち上げたオンラインコミュニティ「授業のない学校」が新たな学びのプラットフォームとして注目を集めています。オシロ株式会社が提供するオウンドプラットフォーム「OSIRO」を利用し、興味深いプロジェクトが展開されています。このコミュニティを通じて、人々が自由に考え、対話を重ねることで、知識を深化させることを目指しています。
「問い読」ゼミの背景
この取り組みの中心となるのは、井上さんと岩佐さんが手掛ける「問いからはじまるアウトプット読書ゼミ」略して「問い読」です。これまでの読書活動は、ただ本を読むことが主な目的でしたが、このプロジェクトでは自らが問いを立て、読書を通じて新たな視点を得ることに重きを置いています。2024年10月には専門家によるテーマごとの選書を用い、質の高い対話が生まれるゼミも開催されます。
「問い読」では、受講者が一緒に読書し、それについて対話をすることで、自らの見解を広げていくことが重要な要素となっています。このように学びのスタイルを変え、より主体的な学習体験を創出することで、参加者間で知的な刺激を与え合うことが可能になります。
OSIRO導入の意義
なぜ「OSIRO」が選ばれたのか?井上さんと岩佐さんは、全ての機能が揃ったオールインワンプラットフォームであることに魅力を感じたと語っています。これにより、講座の運営とコミュニティの活動を一体化させ、「大人の学び」を実現できると確信したそうです。
また、OSIROは情報交換だけでなく、参加者同士のつながりを深めることにも焦点を当てています。このようなプラットフォームは、参加者が主体的に行動することを促し、より高い価値を生み出すことが期待されています。
「授業のない学校」の開催
「授業のない学校」の活動では、ブックキュレーターが選定した課題図書に基づき、参加者はそれをじっくりと読み進めます。課題図書には、ジュリアン・ジェインズ著の『神々の沈黙』が選ばれており、この本を通じて新たな視座を持つことが目的です。
「問い読」の進行方法
「問い読」には3つのステップがあります。
1.
読書: 参加者は指定された章を読み、内容理解を深めます。
2.
問いの作成: ゼミ当日に向けて、参加者自身が問いを立てます。
3.
対話: ゼミ内で小グループに分かれ、互いの問いを基に対話を行い、深い議論を交わします。
開催情報
このプログラムは2025年5月14日に第一回目が行われ、隔週で計6回実施される予定です。定員は25名で、参加者の募集は2025年4月8日から始まります。金額は63,800円(税込)で、特別な学びの体験が提供されます。
井上慎平さんと岩佐文夫さんの視点
井上さんは「今求められているのは、本を読みたいという気持ちを増やすこと」と語り、その思いを実現するために「問い読」のプログラムを創りました。岩佐さんは「知識を得ることが重要ではなく、問いを探求することが実際の醍醐味である」と強調します。
この取り組みは、ただの学びではなく、心の中から湧き上がる「問い」を大切にする学びの場として多くの人々に広がっていくことが期待されています。オシロ株式会社の「授業のない学校」を通じて、さらなる知的探求が進むことでしょう。